コステロ、ニックロウら、同じステッィフレーベルの連中とツアーを決行したりして、人気絶頂時のデビューアルバム。ともすれば彼の異様な見てくれ、過激な歌詞にばかり目がいってしまいがちなのだけれど(僕も当時、Sex & Drug & Rock'n Rollがシングルチャートで人気と知り、聴き始めたミーハー)、そこはブロックヘッズ。チャスジャンケルの洒落たリズムギターセンス(レゲエの影響大)から生まれた新鮮な曲を、当時のパンクバンドとは一線を画す、渋い確かなプロの演奏力で聴かせたところがヒットした理由だと思う。 イアンは死ぬまでこのアルバムの曲を中心にライブを行っていた。よっぽと気に入っていたのだろう(唯一のヒットアルバムだし)。後半のブロックヘッズ、ブラックメールマンで一気に爆発する、イアンの凶暴性は、実は音楽に対する熱意と誠意から出てくるものかと、ビデオでライブとかを見ると思う。他のバンドでは味わえない、独特の黒っぽいライブ感覚がイアンデューリーとブロックヘッズの魅力で、イアンはビリーディッキーなんて童謡のような歌を歌わせたら唯一無二の人だった。合掌。
コステロ、ニックロウら、同じステッィフレーベルの連中とツアーを決行したりして、人気絶頂時のデビューアルバム。ともすれば彼の異様な見てくれ、過激な歌詞にばかり目がいってしまいがちなのだけれど(僕も当時、Sex & Drug & Rock'n Rollがシングルチャートで人気と知り、聴き始めたミーハー)、そこはブロックヘッズ。チャスジャンケルの洒落たリズムギターセンス(レゲエの影響大)から生まれた新鮮な曲を、当時のパンクバンドとは一線を画す、渋い確かなプロの演奏力で聴かせたところがヒットした理由だと思う。 イアンは死ぬまでこのアルバムの曲を中心にライブを行っていた。よっぽと気に入っていたのだろう(唯一のヒットアルバムだし)。後半のブロックヘッズ、ブラックメールマンで一気に爆発する、イアンの凶暴性は、実は音楽に対する熱意と誠意から出てくるものかと、ビデオでライブとかを見ると思う。他のバンドでは味わえない、独特の黒っぽいライブ感覚がイアンデューリーとブロックヘッズの魅力で、イアンはビリーディッキーなんて童謡のような歌を歌わせたら唯一無二の人だった。合掌。
元SQUEEZEのキーボード奏者Jools Holland司会による イギリス・BBCの人気音楽番組「Later With Jools Holland」の 「10YearsLater」・「LOUDER」に続く第3弾。 バンド時代はDIFFORDとTILBOOKという才気溢れる二人のフロントマン に隠れて、目立たない存在だったけれど、司会業で大成功。人間どんな 才能があるかわかりません。この番組も1992年の開始からすでに12年。 今回は、ポール・マッカートニーから始まってイアン・デューリーまでタイトルどうり 伝説的なアティーストを集めたオムニバス。一曲づつなのは不満だけど Drジョン/ルー・リード/レナード・コーエン/パティー・スミスなんて人達のスタジオLive をTVで観られる英国人がうらやましい限りです。全32曲収録。
このバンドの面白さはなんつっても演劇的な気取り。ブラスにかけられたエコーがその雰囲気をわかりやすく印象づけているが、全体的にバンドというよりも、「楽団」感が横溢しているのだ。演劇的とは、大げさに振る舞い、劣情や非情を促し、酔っぱらっていて、はしたないこと。だがその分、本音と憧れのパワーに満ちあふれている。リアルで迫力がある。もちろん、中心にいるイアンは千両役者だ。足をひきつつセンターマイクに陣取り、三文芝居を華麗に展開するのだ。いいね! 清志郎がこのバンドと組みことになるのは、自然な流れだったかもね。
77年発表の1st。ドクター・フィルグッドと双璧とも言えるパブ・ロックの重要人物がイアン・デュリーで、独特の絞り出すかのような声と訛りが、一度好きになると止められなくなる。一般にパブ・ロックというとシンプルなロックンロール的なものと思われがちだけど、この人のようにソウルやファンク的なものも多く、そのソウル/ファンク的タイプの典型的な人が、イアン・デュリーだと思う。既にこのアルバムで音楽性をほぼ完成しており、文句の付けようもなく、またパプ・ロックのファンなら常識の一枚 だと思うので、もし聞いていない人はまずは聞いてみることをお薦めします。イギリスのチャートに一年以上居座り続けた実績も付け加えておきます。
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