仮面ライダーオーズのエンディングテーマ第三弾です。
前2曲と違い渡部さんだけではなくラップパートを別の方が歌っています 前作『W』で『Free your heat 』そして知るひとぞ知る(?)名曲、『WINDWAVE』を歌っていた我らがつよし兄貴です! パワフルな歌声がラトラーターらしくて良いんじゃないでしょうか。
そして
『走りまくれ Like a Cheater』 『強くなれ Like a Lion』 『狙いまくれ Like a Tiger』
・・・といった感じで歌詞もとてもかっこ良いです。
やっぱり藤林聖子さんはさすがだなと思いました。
やっぱりライドオンタイムは名曲ですね。 大空を飛びたくなります。
『FOR YOU』はこのインパクトから始まるから、ただの名盤ではなくJPOP史のサウンド・メイクにおいて語られる重要作品になったのかもしれません。それは序曲「SPARKLE」。そして達郎氏のテレキャスターによる有名なカッティングですね。それは冒頭の一瞬にかけられた、もはや魔力でした。軽やかなタッチと絶妙の間合い、そしてタイトなリズム。まるで音色が輝いて見える演奏です。また爽やかな音の中には静かな落ち着きもあり、その一方で、潜在的な高揚感もたっぷり秘めており、これから湧き上がる楽曲や作品への期待を、香り高く感じさせる一瞬だと思います。勿論この曲はそこだけでなく、ホーンもコーラスも美しいデザインが施され、それを錚々たる演奏家陣が具現化してゆきます。完璧な一曲といえるのではないでしょうか。
山下達郎: Electric Guitar, Percussion & Back Vocals、青山純: Drums、伊藤広規: Bass、難波弘之: Keyboards、土岐英史: Alto Sax Solo、吉田美奈子: Back Vocals 、数原晋: Trumpet、小林正弘: Trumpet、向井滋春: Trombone、粉川忠博: Trombone、村岡建: Tenor Sax、砂原俊三: Baritone Sax
一方今作サウンドの充実を成立させているのはドラムの青山氏、ベースの伊藤氏、そしてキーボードの難波氏で固めたリズムセクションでした。前作『Ride On Time』から参加し、その後ツアーをしながら今作のレコーディングを続けたことで『For You』は当にバンドとしてのグルーヴに溢れ、そのドライヴ感は当に達郎氏のAORを作り出す根源となっています。非常に注目です。
他方、流れるような曲順構成も名盤たる所以でしてLP盤発売時のA面B面に敷かれたハイライト、またインタールードを画期的に挟む等、とても聴きやすいんですよね。中でもA面ラストに位置づけられる6「FUTARI」は音がコーラスと共に塊となって押し寄せ感動的です。そしてB面で再び 7「LOVELAND,ISLAND」の青空が生れる流れは作品に新鮮な風を送り続けますね。
癖のある10「HEY REPORTER!」のうねるグルーヴもかっこいいです。山下氏・青山氏・伊藤氏・難波氏の4人だけで作り上げた分厚い相乗感に、個人的にはフリージャズを聞く快感と似たレセプターが開いた曲でした。
そして気高い旋律を誇る12「YOUR EYS」。結婚がこんなにいいものとは思わなかった、と当時の達郎氏は言及していますが、当に男としての真摯な愛情がメロディとなり聴く者の心を打つ最高峰のラヴソングです。
てっきりE♭用の楽譜と思って購入しましたが、C用の楽譜でした。初心者では使えません。音楽の基礎がある人には良いと思いますが。
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