日本映画界を席巻する「おくりびと」旋風。個人的には、正直そこまで絶賛される映画かと思える印象で、納棺師と日本的葬儀の風習が物珍しかった事が受賞をアシストしたかのようなアカデミー賞での栄誉はともかく、国内各賞も総なめとはなんにも過大評価な気がするのだが(失礼)、その中で、ピンク映画出身の滝田洋二郎が、日本人として初めてオスカー受賞監督として栄えある脚光を浴びたのが、何よりの快哉事であった。
今作は、滝田初の一般映画にして世間で認められた話題作。ボブ・ウッドワードを尊敬し筑紫哲也になりたかったTVレポーターが突撃取材し体験する85年の日本の世相を照射し、マスメディアの欺瞞性をスキャンダラスに活写する。
日航ジャンボ機墜落、豊田商事事件、山口組抗争ら社会的事件に、百恵友和結婚、桃井かおり、安岡力也にオニャンコに至る芸能ネタまで、フィクションに一部ドキュメントな部分も交えながら、虚々実々に展開するが、キワモノ的な題材を逆手に取って、ワイドショーやゴシップ週刊誌を見たり読んだりする如くのいかかがわしさで、タイムリーかつスリリングに見世物的に撮る事で、マスコミのみならず、観る側の興味本位な大衆心理にも警鐘を鳴らす。
強面の内田裕也が、笑わぬレポーター・キナメリ役を怪演。最大の見せ場は、当時連日マスコミを賑わせていたロス疑惑の三浦和義自身が登場し、キナメリ相手に、アドリブでのマスコミ批判を行うシーン。やはり彼は、紛れもなく"あの時代"のトリック・スターだった。
以前から玄関から蚊が入ってきやすいので玄関先に蚊取り器を置きたかったのですが、市販のものがどうも
玄関のインテリアとあわず、どうしたものかと思ってましたが、今年はとっても素敵なこの品物を
見つけて、蚊取り対策もばっちりです!
デザインがシンプルかつ洗練でとてもいいです!
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