いま流れている、あの某CMでルビーの指輪が流れてくるのを聴いて、
嬉しくて、懐かしくて、幸せな気分にひたれた人がたくさんいるとおもいます。
そんな、我々、待望のアルバムが完成したのです。
寺尾さん曰く、これを機に音楽活動を本格的に再開するとのことで期待に胸膨らむばかりです。いまから、オリジナルアルバム完成されるなんて事を夢見る次第であります。
さて、本アルバムの中身はどうかというと、
約25年前のリフレクションズと同じ曲順でというのが、泣かせやがるぜチクショー。
ルビーの指輪よりも、シャドーシティが好きなんて言うファンもたくさんおられるのでは?
その中の私も一人ですが、このアルバムを耳にすれば、
2006年にして、今も尚、シャドーシティーは名曲であると実感しますよ。
突如として我々の前からアーティスト寺尾聰の姿が消え、
いつのまにか役者として完全なる地位を確保した。
そして現在、大人のアルバムが完成された気がします。
平和だったアナログな時代から、
争い事の絶えないデジタルな2006年になり寺尾聰が放つ
なんとも心地よいアルバムに仕上がっています。
先ごろご本人によるリメイク版が発表されたらしい。何を隠そう20数年間未だに聞き続けていても色あせない作品がこの「Reflections」である。LPを買い、CD化されるとすぐ買い求め今日に至っている。いろいろな聞き方があると思うが「Reflections」を聞いていると、無性に一人旅に出たくなる。「喜望峰」は特に旅に駆り立てられる。40を過ぎても、一人旅を好む男にしてしまった罪な作品である。
村の死者(先祖)と生者(子孫)の接点である阿弥陀堂。数珠送り。神楽… 今時、よほどの田舎でなければ存在しないような因習。
恩師は死を悟っている。
「先に行って待っている」「すぐに行きますよ」…「自分から息を止めたように思う」…阿弥陀堂に新しく並べられる名札…
誰もがいずれ受容せねばならない自分の死。それは、都会では、寂しくそして医療機械に囲まれて「死ぬに死ねない」辛いものかも知れない。しかし、この作品で、死も自然の一部であることを改めて教えられた。ただし、死を自然の一部として受容するためには、愛があることが前提となるのかも知れない。本作品では、二組の夫婦の愛が、さりげなく、しかししっかりと描かれていることも見逃せないだろう。
一方で、生も自然の一部であると同時に、素朴に素直に素晴らしいものであることを本作品はしっかりと訴えている。ややもすると単なる効果音として素通りしてしまうカジカの鳴き声すら、生の素晴らしさを感じさせてくれる。そしてもちろん、小百合の本復を喜ぶおうめさんの姿…
生も死も何事も、自然に、四季のように、巡り、過ぎていく。それを一番良く知っているのは、おうめさんだ。
私たちはおうめさんのような生き方ができているか。
オンエアの時に見ていなくて、皆さんのレビューを読んでレンタルしました。日常に疲れた心を寺尾聡さんの入れるコーヒーの湯気が優しく包んでくれる・・そんなドラマでした。最終回まで見たときには、手元に置いておきたくてもう購入していました。
多感な青年の役を本当に自然に演じきっている二宮和也さん。物語は、その親子の愛情という大きなテーマの中に 一話完結のショートストーリーが毎回ゲストの出演で織り込まれています。エンディングは平原綾香さんの歌声が雪のように静かに聡明に響きます。一度目より二度目、三度目と見るたび違う発見があり、さすがに倉本さんの脚本です。『森の時計は ゆっくり 時を刻む』そんなドラマの言葉が 今の忙しさを癒してくれます。
まず、一度ヘッドフォンで聞く事をお勧めする。耳に広がる寺尾の低音ボイスの心地良さが実感できる。 二十数年前によく聞いていた寺尾聡だが、今聞いても古臭さは無く、楽曲の良さに驚かされる。男臭さとかっこよさ。本当にグッと来る。代表曲はルビーの指輪とされる寺尾聡だが、名曲は他にもまだまだ沢山あるのだ。 是非またいつか、アーティストとしての寺尾聡にお目にかかりたいと、心より切望する。
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