糸村役の上川さんが秀逸で、一新されたキャストも個性的な皆さんでいい感じでした。ただ、終盤の田中哲司さん演じる長峰刑事が殉職する展開に違和感を覚えました。警察官の仕事に殉職の危険性が伴うことは事実です。しかし、作品主題が“遺留品”であり、必然的に毎回亡くなった方が出ているわけで…何か違和感を感じてしまいました。
珍しい駅弁や有名な駅弁が、たくさん収録されてます。 岡田さんも好きな俳優なので、楽しく見れました。続編を期待してます。
これは、“恋”が始まるまでのプロセスを繊細に優しく描いた物語。そして、タイトルの意図的な行間から感じられるように“音”が癒しとコミュニケーションの重要な役割を果たしている映画。ある意味あり得ない偶然に次ぐ偶然の設定なのだが、“恋”をする事の磁力に引き寄せられたように、映画的リアリティを以て、ラストは必然的な帰結として感動させられる。
ラヴ・ストーリーであるにも拘わらず、そしてアパートでの薄い壁1枚のみで繋がっているにも拘わらず、主人公ふたりは一向に“恋”を始めようとはしない。恋愛はインスピレーションと言うものの、人と人とが直接的に向かい合う事への懐疑ともどかしさ。恋愛に奥手と言うよりも、まずは自分たちの現状と将来について思い悩む、これは、我々と等身大の感覚を持ち合わせた若者たちの物語。全編すれ違いの連続なのだが、たよやかにゆっくりと流れる時間そのままの主人公ふたりの心の移り変わりが、ラストに向けて、静かに深々と語られる。
麻生久美子が何度となくフランス語を複唱する、男女間の感情の機微、心の動きを描いている辺りフランス映画的でもあるが、この過剰なまでのナイーヴ感は、やっぱり熊澤尚人作品であると思う。
こんなに優しすぎていいのかとも思うが、現代ではやはりこんな恋愛が相応しいのかも知れない。
一人の人間として成長するために必要なことは、どんなことだろう? この作品からは、その問いに対する答えのヒントを教えられた気がする。
そのためにはまず、自分が無力であるということを認めるということ。 東西が水無にいった言葉を聞いた時それを感じた。
そして次に、自分ができることをすること、何を人にしてあげることができるのかを考えること。
一止が水無に言った言葉、なぜ写真を撮り続けるのかという問いに対するハルの答えからそう思った。
その次に、悩み迷い続けること。
無力であることを認めた上で、それでも自分がなにをすることができるのかを考え続けることで、人間は成長し続けることができるのではないかと思う。
大学病院と患者のどちらを優先させるのかを悩んでいるシーンなどを見てそう感じた。
人間は悩み、迷う動物である。 今現在、そんな状態にある人には見てほしい。 きっと手助けをしてくれるのではないかと思う。
プロレスを扱った漫画や映画というものはけっこうあります。あまりマニアックに思い入れが強くても、イズムを理解せずにネタにしててもつまらないと思うんです。
団体対抗戦や選手のエピソード等、要の部分をコメディータッチに仕上げ上手く料理してるなぁと。 確かに業界きってのプロレス好きという愛やこだわりを感じました。
プロレスファンなら必ず論議したであろう馬場猪木時代の全日、親日、もし対抗戦で戦えばというテーマ、 倒産の危機から初めて他団体に殴り込みをかけた国際プロレス、そして反旗を翻し後に全日にも戦いを挑んだ長州力、 エンターテイメントとしてのショープロレスを“プロ”のアクロバットで魅了したタイガーマスク、伝説のガチ暴走、小川vs橋本
そして女子プロレスも団体を代表する選手達が対抗試合を組むという夢の競演があった。 正に女子を極める頂点の決戦だった神取vs北斗
この映画を見てたら走馬灯のように蘇ってきたんです。
特典にJ'dアストレスのダイジェストも見られます。 チャラけた素人がショープロレスを噛ったかと思いきや、AVに転向し自身も炎上してしまった東城さんの御姿も拝見できます。 打撃も間接もポイントがズレているガチ仕上げの小川の妙な総合試合とか。 経験者から見たら素人の動きだなぁと思ってたら極真、キックのプロライセンス‥? ミッキーロークもプロライセンス持ってましたけどねw 美人だけど年増なのが残念です。
ヒロインも素人使うならもっと萌え系のルックスの良かった子を使った方がよかったかな。 岡田はおもろいけど相変わらずクドいのでメインは辛いかも。
映画自体は小気味いいテンポに始終ニヤニヤとさせる上質コメディーに、クライマックスはマジ感動と 例えプロレスに興味無くてもかなり面白いです。
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