他の方々のレビューにもあるように手に汗握る迫力あるアクションも見事ですが、それ以上に私が引き込まれたのがロベルタとガルシア若様の2人の絆を演出するシーンです。
酒場で戦う自分の姿におびえてロックたちと共に去っていく若様を見て、動揺してスーツケース仕込みの銃を落とすロベルタ…歴戦の猛者らしからぬその姿に、彼女の若様への一途な想いが感じ取れました。
そして…回想で2人が故郷で荷馬車の上で幸せそうな表情で微笑みあう場面…逃げるロックたちの車に飛び乗ったロベルタと若様が見つめあう場面…レヴィと銃で撃ち合うロベルタに若様が車を降りて声援を送る場面…これらはいずれも原作にはない部分ですが、2人の強い絆を見事に演出していて強く心に残りました。
原作のロベルタ復讐編を読み終えて改めてこの作品を見ると、ロベルタ編の大きな柱はガルシア若様の成長物語なのだと強く感じます。若様の心の中でロベルタへの想いが強まるごとに彼はどんどん成長していく…そして最終的には…2人の想いの行方を描くアニメ第3期がとても楽しみです!!
同時期に発売したコミック8巻と併せて購入いたしました。
漫画原作のノベライズに関しては、原作ファンがついていることもあってか、非常に厳しい目での評価となりがちですが、今回は原作寄りの自分でも個人的に楽しんで最後まで読み進めることができました。
原作ストーリーの登場人物に加え、新たに一癖も二癖もある連中が登場します。
ほんとロアナプラって街は、娯楽には事欠きませんね(実際に住んでみたいとは思いませんが・・苦笑)。
人物や舞台設定の破綻については、特に気になる点はありませんでした。
シェンホアについて、普段抜けたような陽気なキャラを醸し出してますが、母国の中国語でしゃべる場合、英語でのアベコベ言葉から一転して、非常に整然としたしゃべり方に変わるのが意外な発見でした。
あともう1つ、なによりも驚いたのが、ロックが4ヶ国語を操れるという事実。
商社マンのエリート恐るべし・・・。
※レヴィのサービスショットはマジ反則(いや、ある意味販促)ですよ!
この挿絵だけで購入した価値があるというもの。
虚淵玄先生については、巻末の対談にて原作者の広江先生いわく、ブラックラグーンをノベライズするなら虚淵さんしかいない!と言わしめた人物でもあります。実際出来上がった作品も、原作ファンを大切にした作品に仕上がっていると思います。
2010年3月7日加筆
※現在、虚淵氏が『ブラックラグーン』の続編を執筆中とのこと。公式発表では、今夏にはでる?予定
某国の肝煎りで開発された機密兵器、コードネーム「マリア」を主人公にストーリーが進んで行きますが、話しの端々に後年、ブラックラグーンに通じる小粋な台詞回しに、マリアや長門達メインキャラが、学校生活を送る上で何気ない悩み事(本人に取っては大問題ですが)を上手く描写されていて「広江先生は普通の中高生も描けるんだなァ(失敬な)と変な感心をしてしまいました。後半からは何時もの様に広江節(爆)満載な銃撃戦ですが、後半から出て来たヘルメスはブラックラグーンで言うと、シェイホァの様な役割(天然バカ)を与えられている感じがするのは気のせいですか?最後に一つ。何故続編は出ないんですか!?巻末付録の設定通りなら絶対売れると思ったんですが。そんな訳で星4つにさせて頂きます。
ネイティブは本当にいい物を造りますね。 この価格でこんな素晴らしい物を作れるなんてびっくり!!です。
あまり知名度が無いので知らない方も多いと思いますが、アルタ−なんか話になりません。 遠からず物凄いプレミアが付くと思います。
予約しておいて本当に良かった〜。
原作の9巻以降のお噺。今回は読んでいてずっとニヤニヤしていました。前巻を読んでおけば、ニヤニヤ度は更に増します。 前巻でも分かっていましたが、このタッグは最強であると言わざるを得ません。虚淵さんのブラックラグーンに対する拘りが窺い知れます。不憫なエダ、色んな意味で格好いいロットンも見ていて最高に楽しかったのですが、私見としてロックに注目して欲しいです。彼の思い切った行動が「愉快」で仕方ない。原作でもあったロックのある一面が垣間見れます。 本当に満足です!後、奈須きのこさんのファンはある人物の一言に注目(笑)
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