「がんばっていきまっしょい」とは松山東高校に伝統の、体育や朝礼の時に気合をかける時のかけ声。 卒業生であれば「タイトル」を見ただけでスグそれと分かる。 でもこのかけ声が生まれたのは1960年代とは、この本の「あとがき」で初めて知りました。 物語は、というより舞台設定は、ほぼ同年代を同校で過した評者にとってはまさに感涙もの。 同校伝統のリレーカーニバル、ボートレース大会、運動会などの行事が随所に散りばめられ、卒業生の郷愁を激しくそそります。 授業風景もほぼ当時の雰囲気を伝えていますね。 「ボートは奴隷のスポーツです」といいながら、女子クルーが「オーリャ」と気合を入れながら必死でオールを漕ぐ。 細長い4人漕ぎのボートが流れるように水面を滑っていく様の描写が秀逸。 高校に入学してスグ落ちこぼれとなった主人公「悦子」が、ある日海辺で見たボートに惹かれ、 最初はお気楽に練習していたものが「新人戦」で惨敗を喫し、「このままでは、やめらんねえ」と 4人の仲間とともに真剣に練習に打ち込んでいく所から、物語は俄然アツさを増す。 OGとしてクルーをコーチした大野婦人が卒業式の日に悦子に言った。 「シノムラさん、女子ボート部を復活させてくれて、ほんとにありがとう。 あなたは、主人と私にもう一回、青春をくれたんよ」・・・読者もきっと同じ気持ちなることだろう。
田中麗奈のデビュー作、淡々とした情景と淡々とした演技。いまでも進学校、愛媛県の松山市の高校の現地の伊予弁の方言を忠実に使っているところが、臨場感があって、生き生きする。前向きにボートで、琵琶湖大会を目指す素直さに引きこまれる。テレビドラマの大げさな飾った演技でなく、この映画の素の演技の方が作品内容に合う。映像もとにかく美しく無垢な部活動への情熱が、愛くるしく、心をうたれました。
初版の物と大幅にシーンが変わってる箇所があり、 私はこちらの方はあまり好きではありません。 一番気に入っていたシーンが変わってしまったので。 (好きなセリフも変わっていた) 話はすごく好きです。 進学校で勉強ばっかりだった私はこんな高校生活に憧れます。
キラキラはリズムがとりにくいです。 でもちゃんと再現できてていいと思います! より道は簡単ですぐ弾けるし、いい曲ですよ☆
篤姫のファンの方には最高のCDです!
吉俣さんの大ファンになっちゃいますよ!
必聴の1作品です!
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