この作品、極端な評価が多くて迷いますよね。
確かにブレスを名乗るには、これはあまりにも異端な作品です。
なので、シリーズとして楽しみたいと思う方は購入を控えた方が宜しいかと。
もうこのゲームの信者に語りつくされていることですが
このゲームの長所は、何よりも「シナリオ」だったりします。
そして短所は「難易度」と言われていますが…。
個人的には、ただ闇雲にあの難易度にした訳ではないと思うのです。
一度ゲームオーバーになる前提のゲームだと思ってやれば、難易度はグッと下がりますし。
このゲームの主人公は、とある事件をきっかけに力を得ます。
が、代償として歩くたび、力を使うたび、その命が削られていく。
その力をどう使うか、主人公が決めたことは、少女をただ空に連れて行くこと。
けれど自分の命は、追っ手やモンスターと戦うだけでもどんどん削れていく。
それでも見えてこない空、
どれだけ昇れば辿り着けるのか、
そもそも本当に存在するのか、
命の残りを表示するカウンターの存在によって
早く次へ、と先の展開を求める焦燥感。
リンクする主人公と自分。
この一体感は、あの難易度や暗い世界観があってこそだと思うのです。
そこまで主人公と自分をリンクさせようとした開発者の意図ってなんだろう?
それは、ご自身の目で確かめてみては如何でしょう。
先に完全ガイドが出ていたし、公式、という肩書きもありますし、時間差をフォローするだけの内容があるかと期待していたのですが…隠し武器、ラスボスデータは無視してあります。SOLは全てが載っているわけではありません。 自分の力で切り開けというのでしょうか…。ついでにおまけデータ(イラストとか初期設定とか開発者裏話とか)もありません。正直ファンの私には寂しい仕上がりだと感じました。その代わり公式設定資料集が出るようです(と最後のページに広告がありました)。私はそちらで補おうと思います…
戦闘システムの不満も無く、流れもスムーズでコンボ等の連鎖も嵌まってしまいます。戦闘シーンの流れはリズムと動きが良いので幻水の様な感じに似ているでしょうか。主人公が変化したり、大きな技を発動させると更にパンアップしたりダウンしたりと抑揚も在り飽きません。
オープニングムービーや其処で流れるゲーム音も東洋的で世界観に合っているし、多数の個性的なキャラクターにも愛を感じます。主人公の持つ運命や片割れの主人公等一言では語れぬ壮大な物語に友愛や恋愛…とシナリオに思わず惹き込まれ感情移入も多々するし、かなり泣けます。(笑)
ダンジョンも謎解きが合ったり二人のキャラを駆使して攻略したりも在ります。ハッピーエンドとバッドエンド、後どちらでも無いエンディングも在ったかと思います。ブレスシリーズは此の作品が初プレイでしたが初心者でも無理無く楽しめ、FFやDQもプレイしましたが其れとは又違うRPGです。
サントラ迄購入してしまう程に大好きなゲームです。
攻略本としてはとても良いものだと思います。敵に対しての戦いのポイントや相手が使ってくる攻撃の名前、どんな時にその攻撃をしてくるのかとか、各ショップで売っている商品とその値段などが載っていてとても解りやすいと思います。 でも、イラストが載ってなかったのが少しものたりないような気がします。
ストーリーはあまり筋が通ってないように感じましたが、 思っていたより楽しめました。 ブレスオブファイア3の世界観、キャラクターが好きな人には聞いてみる価値があると思います。 最後に収録されている曲「ハモニカ」(テーマソング)は可愛らしくて ドラマCD本編よりも気に入ってます。
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