リアルな視点から見ると、確かに、ちょっとした疑問点は幾つか感じるものの、この際、そこは目をつぶって、あくまでも純然たるフィクションとして、素直に感動しながら観た。
感動の渦に巻き込まれながら、何をこんなに感動するのかと分析してみたのだが、おそらく、やはり「人を助けたい」という思いの尊さに打たれるからではないだろうか。
「人を助けたい」とか「人の役に立ちたい」とか、そういった使命感のようなものを持ち、その使命を果たすために、時には自らの生命をも賭す──そうした生き方に人は憧れるものだと思うし、そんな姿を見れば、感動せずにはいられない。
この映画から受けた感動を、「ああ、よかった〜。いい映画だった〜」だけで終わらせるのではなく、自分も何か、そんなに大袈裟なことではなくても、少しでも人の役に立てるような、人を幸せにできるような、新しい一歩を踏み出せたら……などと、柄にもなく思ってしまった。
作り手は、変に凝らずに直球で勝負してきている感じを受ける。
その分、粗削りな面はあるのかもしれないが、ここはひとまず、作り手の思惑に乗っかって、手に汗を握り、心の中でエールを送り、また涙するのが正しいように思う。
素直に真っ直ぐにつくられた、いい映画だった。
それにしても、特に梯子のシーンなど、出演者の方々の苦労は相当なものだったに違いない。
全て吹き替えなしで撮影されたそうだが、大塚寧々の「私、水泳部だったから!」という台詞も、意外と本当だったりして。
行ってきたライブがDVDになってチョーうれしいー。早く会いたい!!
何はなくとも1曲目『K.I.T』です。 暗闇の中から超絶ハイトーンボイスとともにスポットが当たるMISIA。 その後派手な照明とダンサーのステップ・・・ 文句なしにインパクトあるオープニングです! この1曲目のためだけに買っても後悔はしないでしょう。
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