4曲しか入っていないのが悔やまれるのですが、Fayrayファンにはたまらないです。全然関係ないですが、「I,ll save you」のFayrayは矢田亜希子さんに似ていませんか?
癒し系ボーカルを集めた、という触れ込みですが、多分どこか安らぎを感じる映像を用いたCMに使われていた曲を集めているから、そう感じるのではないかと思います。 だからなのか、アルバムを聞いていると、体の中の強張ったものがゆるゆるととけだしてきて、なんだかほんわかした気持ちになってきます。 このアルバムを持って、草の匂いのする場所に出かけたくなりました。 優しい気持ちになれる一枚です。
フェイレイのニュー・アルバムは、前作「Covers」の流れを汲む、ヒリリとクールなロック・アルバムだ。バックは「Covers」と同様の、マーク・リボーを中心とするニュー・ヨーク録音。この人も、デビュー以来、随分とイメージが変わってきたけれど、このアルバムは、これまでにないヘヴィでダークな印象が強いアルバムだ。手応え、聴き応えともに十分なロック・アルバムとして仕上がっている。クールな中でも印象的なのは、マーク・リボーによるストーンズばりのルーズなギターが聴けるロックンロール「Shame」だ。フェイレイのヴォーカルも、完全にイッてしまっており、そのイキ加減が、なんともゾクゾクするような見事なロック・ヴォーカルだ。「Covers」セッションで、フェイレイは新たな境地に突入したようだ。
曲目は 1. 即興曲Op.1〜しろいはな〜 2. Baby if, 3. tears 4. touch me, kiss me 5. 願い 6. 好きだなんて言えない 7. Look Into My Eyes 8. 口づけ 9. 愛しても愛し足りない 10. 名前 11. Spotlight 12. 赤い月 13. Spotlight (弾き語り)
11〜13が新しいこの版で加わったようです。 この3つに興味なければ、サイズが大きい前の版がよいかもです。 コードネームはありませんが、多少の知識あれば自分で付けられます。 弾き語りの1曲以外は歌詞も載ってないです。 ツェルニー30番終了で一応弾けると思います。 アレンジはとても気に入ってます。
「歌謡曲」を軽やかなボーカルにより打ち出した前作以上に、豪華アーティスト陣のテクノ感溢れる作品をきっちりモノにして心地よい、爽やかな色気のある豊かなボーカル。芸人として以上にボーカリスト藤井隆の活躍を期待したくなる、ファンでなくとも"買い"の1枚。
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