本編前後に繰り返しているように「NEO」の映画化って何の冗談か。というシロモノではあるけれど、一種の特番として見ればまずまずなのでは。面白いマイナー番組をメジャーに格上げすると、本来のよさが無くなることが多いし、コメディは変にヒューマンな要素を入れたがって失敗する場合も多い。この映画版もそういった傾向はあるけれど、どうせそうだろうと思って見たら、意外とそうでもなかったというのが印象だ。何より初期のオリジナル設定がいくつか再現されているのがうれしい。「会社の王国」「いーちゃん」「がんばれ川上君」「大いなる新人」・・など。中には、ギャグがそのままでつまらんというのもあるけど。社員がNEOのオリジナルメンバーなので、安心して見られる。原史奈ちゃんがOL役で通しで出ているし、金子さやかの一見地味なデザイナーのなまめかしの見せ場もあるし、でも奥田恵梨華ちゃん登場がシーン少なすぎ。田口浩正や入江雅人の見せ場はもう少し欲しかったし、最後はやっぱりセクスゥイー部長になっちゃうのかいと(話の流れでバレバレだが)思うけど、まあこんなもんでしょう。阪神ファンが話のキーになっているけど、阪神ファンとして言えば多少違和感がある。最近の阪神ファンはあそこまで85年にこだわっていないし、今更居酒屋で全員縦縞ガラの帽子というのもないでしょう。あとタイコゲームで「打ち上げ花火」をやってたけど、あれも阪神ファンならありえない。東京ヤクルトのチャンスマーチだから、絶対聞きたくない歌なはずだもの。
サラリーマンNEOの今までの、奥田恵梨華さんの全登場シーン特集のDVDも続けて作ってほしいです。
特典映像の「NYAO -奥田恵梨華-」は、奥田恵梨華ファン必見。
浴衣で色っぽいですよ☆
オススメのコントは、『部長の親』。
これだけの為に買ったようなもんですから(笑)
連続して視聴する事が出来たらいいのだけど、他のコントと混ざっているので減点。
チャプターだけじゃなくて、各コント毎に続けて見れるようにして欲しかった。
個人的には「ウ・ス・イ・ハ・イ・イ・ロ・ノ・ヘ・イ・ノ・ム・コ・ウ・カ・ラ・ミ・ズ・ノ・オ・ト」この曲だけでこのアルバムは買いだと思ってます。
少ない音数でゆったりとしたトラック(ちなみに作曲は久保こーじ)に伊集院光によるぼーっとした呟くようなリリックが乗った曲なんだけど、意識の海の中を漂うような感覚に陥ります。電気グルーヴの「虹」が高揚していく感覚とするならば、この曲は沈んでいく、バッドトリップしていく感覚になれるような。エヴァンゲリオンで碇シンジがLCLの海の中に取り込まれてぼーっとした感じになっているところのような。
いや、曲聴かないとわからない感覚だと思いますが、なんとしてでも聴いてみて下さい。伊集院好きだろうがそうじゃなかろうが。
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