子供さんの作文まで自己開示されていて、
著者の勇気に脱帽しました。
また覚悟を決めて自分を受け入れることで
運命が好転していく実体験もとても参考になりました。
30のルール、出来そうなものと自分には無理なものが
ありますが、まずは近場のマクドに時間を決めて、そこから
一日のリズムを創っていこうと思います。
自分はまだ診断を受けていませんがおそらくADHDであると
思っています。
だから著者にとても共感し、また勇気を頂きました。
今後の続編もぜひ希望します!
この類の本としては、一気に読めた。この本の、大きな特徴の一つは、子どもの話、大人の話のどちらかに限ってしまうのではなく、アスペルガー症候群の子どもが、青年、大人へと成長する長い道程を視野に入れている点だ。アスペルガーの子どもには、こう接した方がいいとか、アスペルガーの大人はこうだというのでは、何か狭い印象があったが、この本を読んで、両者が、つながってよく理解できたように思う。どういう大人になるのかという将来像をもつことによって、初めて、どういう対応がよいかが見えてくるとも言えるので、非常に説得力があった。その場合に、やはり大事なのは、その子の特性や強みを活かすということになるのだろう。その当たりのことが、細かく丁寧に扱われていた。
もう一つは、エピソードや事例が、どれも秀逸で、読ませるという点だ。ときとして、臨床医学の域を超えて、もっと高尚な思考に向かうところが、並の臨床家とは違う、この著者の持ち味なのだろう。偉人、有名人のケースが多いことも含めて、息がつまるような実用本よりは、希望と救いがある気がしたが。
それ以外にも、随所に興味深い新しい知見が手際よく盛り込まれていて、驚くような話も結構あった。実践的なアドバイスも、これまで読んだ中では、一番しっかり書かれていたと思う。教師やカウンセラー、臨床医にとっても、かなり使えるのでは。子どもにたずさわる者の一人として、多くの親に読んでもらいたい本だと思う。それから、企業の経営者やメンタルヘルスの担当者にも。このタイプの社員が、うつや精神的な病気になるというケースは実際とても多い。このタイプの人が能力を発揮できるような社会になってほしいものだ。
臨床心理士養成教育の中で、発達障がいに対するアセスメント能力や支援能力の向上は喫緊の課題です。
にもかかわらず、大学院教育・臨床心理士会・臨床心理士認定機構の研修とも、時代の養成に対応しきれていないところがあります。
本ビデオは35分間で15750円と高価ですが、臨床心理系の院生教育には必須の内容を含んでいます。
また、WISCやWAISの理解に必要な、聴覚作動記憶とはどういうことなのか、当事者の方の事例から学ぶことができます。
発達障がいが生涯に渡る生きにくさであることを考えると青年期・成人期の発達障がい理解はとても重要なことだと思います。
教職員のみなさん、発達障がい者支援にかかわる方、ジョブコーチのみなさんにも見ていただきたいビデオです。
大人向けに書かれています。アスペルガー症候群の入門書としていいと思います。
分かりやすく書かれています。当事者の話も書かれており、参考になります。
|