この作品でデ・ニーロの役者としての幅の広さに驚きました。彼の多くの作品は教育的にも悪く、アメリカの多くの親は子供には見せたくない映画の代名詞にもなるぐらいですが、この映画をご覧になって、家族でも笑えるデ・ニーロの演技に拍手喝采です。
共演のビリー・クリスタルは誰でも知っているテレビや映画で活躍し、これまでに6度もアメリカン・コメディー・アワードを受賞していコメディー俳優です。なのに、ビリーも顔負けのデ・ニーロの演技に誰もが「どちらがコメディアンのプロなの?」と思ったはず。
恐持てのチャズ・パルミンテリがいい演技をしてました。そして、マフィアの手下役にぴったりのジョ・ビテレリはかなり盛り上げていましたが、惜しくも2004年に他界してしまいました。『アナライズ・ユー』が彼の遺作となりました。
この作品はデ・ニーロのコメディ作品としてすでに有名であり、マフィアのボスがストレスからくるパニック症候群で精神分析医を頼る・・・というストーリーで広く知れ渡っている。この作品を見るに、ハリウッドは例えコメディーでも真面目にというか真剣にというか、きちんと「大人の」コメディーを真剣に作るんだなぁ・・・と感心してしまうのであった。内容の面白さも去ることながら、ロバート・デ・ニーロという世界的な大御所を擁して、真面目なコメディーを作る、作れるハリウッドの「懐の深さ」にも感心させられるのであって共演のビリー・クリスタルの素晴らしい演技力とも相まって、肩の力を抜いて見られる上質なコメディーとして、こんな廉価で再発売されるのであれば、一家に一枚あって家族で見るのにも最適であろう、素晴らしい作品である。
全編通してテンポが良くて退屈することなく楽しめます。 主役2人の面白い演技が笑わせてくれます。 シリーズものなので前作を見て気に入った方なら、なおさら気に入ると思います。 前作未見の方でもストーリー重視の映画ではないので気にならないです。 コメディが好きな方や気軽に観たい映画を探してる方にオススメです。
コメディー映画だと思っていたし、そうなんだろうが、面白さがなかった。 大物マフィアのボスが実は精神不安定だったと言う設定はいいのだが、それに準じての演出や脚本がいまいちだった。やっぱり大物ボスが弱気なところが面白いのだから、コメディの演出をするべきだ。笑いがとれるところでとりそこなっている。最初から最後まで淡々といったかんじで終わってしまった。 出演者はいいだけに残念だ・・・。
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