驚きました。あのticaの武田さんが、(いい意味で)こんなふうになっているとは。 ticaの時は、非常に繊細な、文学の気配を後ろに感じさせるボーカリストとしてのスタンスが確固としていて、 それが見事で。いい意味でチャートとも無関係のような立ち位置のユニットにぴったりの存在感でした。
それがticaの名前から離れて、CMというステージに立つと、こんなふうに変幻自在の、色鮮やかな歌うたいになるとは。 「ロックンロールウィドゥ」、なんですか、あれは。誰もあんな風に歌えませんよ。ご本人以外は。 「雨にぬれても」は、ジャージーな魅力全開だし。 「真夏の胸もと」なんかは、大瀧師匠のCMアルバムの雰囲気でてます。 「Light I'm breathing」はボーカルの多重録音だけど、とても清々しくてチャーミング。 ラストのしっとりとした「Falling all over」の世界も素敵です。このあたりがいちばんご自分らしいのかな。 でもCMの世界の空は、ともかく武田さんにとって、すごく自由に飛びやすい場所だったんですね。
『ゴクドーくん漫遊記』などは、 小学生の時に読んだりしていましたが、 このような作者だったとは・・・。
“いい意味”で、はじけて(壊れて)ます。
著者のエッセイを読んだのは初めてでしたが、 面白い文章で、 軽い読み物としては良かったです。 (この軽さに拒否反応を持つ人もいると思いますが)
節約を心がける私は、 買い物依存症というものに興味をもちましたし、 反面教師として、とても参考になりました。
まぁ、読んで良かったと思います。
個人的な評価としては、 星4つです。
もうベストやセルフカバーはたくさん・・・という意見もあると思いますが、このアルバムのもう一つの側面は
「ひとりで生きていければ」
「生まれくる子供たちのために」
「たそがれ」
のアルバム初収録ではないでしょうか?
これらの曲を聴こうとすれば、昨今、発売してから数ヶ月の物が入手しにくくなったマキシシングルを3枚買わないとだめなことです。
ベストはうんざりと言う方も見ていただきたいのですが収録曲の重複は過去のベストアルバムと照らし合わせてもほとんどないと思います。
作る側からするとベスト版の選曲は大変難しい作業だと思いますが、今回のアルバムは「いままでのオフコース&小田和正ファン」「小田和正入門のファン」共に満足させる選曲だと思い、とても感心しています。
前ベスト「自己ベスト」そしてこの「自己ベスト2」を揃えるだけで、小田さんとオフコースの代表曲をほぼ網羅できるのですから
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