かつて、ピンクフロイドのロジャーウォーターズが、 「音楽は音の有機物である」みたいな事を言っていた。 YO LA TENGO。このバンドほどそれを体言しているバンドは無いのでは ないか、とこのアルバムを聴きながら思った。 ギター、ベース、ドラムどれをとってもシンプルで必要以上の変化や展開を してはいない。 なのに、ギターのリフは何度も耳から体中を駆けめぐる。ベースとドラムが 作り出すリズムが、優しくメロディーを撫でていき、聞こえる音全てが心を 不思議に暖めていく。 なんの理由も解釈も必要ない。この音楽に触れているだけで嬉しい気持ちが 沸き上がってきます。とにかく素晴らしい。 単なる「音」の集合体に感動できる。 それが音楽を聴く人間の本質なのではないか。 このアルバムには一瞬で通り過ぎていく今とともに、音楽の持つ自然な感性が 余すところなくちりばめられている。 M14のBlue Line Swingerを聴いていて、ふいに涙が出そうになった。 そこにはなんの理由もない。 そのことが、私は本当に嬉しい。 音楽を愛する人なら一度は聴いてみてもらいたい作品です。ぜひ。
インターネット上で偶然知ったバンド、ヨラテン。一生聞いていくこと にしました!ずっと前から「癒し系」と言われた音楽が存在しますが、このCDは、なにか違う!別世界に引き込まれるって感覚がわかります。アルバム全体を通しておんなじテンションなんだけど、ため息が出るほどきれいな曲ばかりです。癒し系な曲を探している人にはお勧めします。
アヴァンギャルドだけど、とーっても聴きやすいヨ・ラ・テンゴ。 でも気付いたら結構アルバム出てて集めるのも大変。そんな彼らのベスト盤です。 Disc1と2はベストアルバム。 Disc3はレアトラック集(以前発売された2枚組レアトラック集「Genius+Love=YoLaTengo」とは別物)。 CD3枚組なので曲数が多いけど、聴いてて疲れる音楽ではないので一枚一枚かけっぱなしにしておくのも良いと思われます。 ちなみに ベスト盤のDisc1と2がひとつの通常サイズのCDケースに入っていて、 レア盤のDisc3が別の通常サイズのCDケースに入ってます。 その2つのCDケースが紙製のケースにはいてるんですが、きつくてなかなかCDケースが取り出せない。1枚ずつ押し出してやればケースを取り出せます。
間違いないです。聞いてみてください。全曲最高です。中でも2曲目は超名曲だと思います。思いきり浸れるロックがここにあります。世間の慌しさなんぞクソくらえってマジで思わせてくれます(クソ退屈なときに聞けば退屈万歳って思えます)。ヨラテンゴはペインフルの辺り?から外れは全然無いですが、このアルバムは最高です。褒めちぎってます。彼等はライブも最高です。これは絶対に買いです。
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