飽きが来ないタイトルばかりのと~っともコストのいい一枚です!! ライブ映像だけでなく、THE YELLOW MONKEYの面々のツアー中のかっちょいートコとかっちょわりートコも収録されてて、125分間気のヌけない内容になってます。 ファンだけどライブビデオは一枚も持ってないと言うアナタや、活動休止になってからファンになった人もきっとハマリにハマれますですよ~。
昔、吉井和哉の事があまりすきではない、YOSHII LOVINSON君がいた。 そんな彼が新曲「HEARTS」で自首してきた、と語る吉井の顔はソロデビュー当時には見られなかっただろう自信に満ちあふれた顔をしていた。 それもそのはず、この長いソロキャリアの集大成であり、自身による選曲&最後まで悩んだという曲順、また新曲や再録曲など本当に今から吉井和哉を知ろうという人にもうってつけのアルバムとなっている。個人的には「BLOWN UP CHILDREN」と「MUSIC」だけは入れてほしかったのだが、、、まあ「MUSIC」についてはあのアルバムで聞くからいいのだろうか?笑 それについてはこのベストを聞いてみてからオリジナルアルバムを聞いてみてほしいと思う。 このアルバムだけで弱かった吉井和哉の歌「MY FOOLISH HEART」、ジョシュ・フリーズを筆頭とするアメリカのバンドとの快演が光る「Shine and Eternity」、新しいAlbum versionとなっている「煩悩コントロール」「点描のしくみ」、記念となるソロデビューシングルであり去年のツアーで演奏され感動を呼んだ(実は私も号泣してしまった笑)「TALI」等々、挙げればきりがないほど濃密な吉井和哉の生き様を詰め込んだ作品となっている。 「怯えていた私」に別れを告げYOSHII LOVINSON君を受け入れ、タッグを組んだ吉井和哉。 そのパワーがどんなものか是非初めての人も聞いてみてほしい。
メルヘンでサイケ、正統で異端、真面目で不道徳なイエモン世界の両極が、バランスよく切り貼りされたクリップ集だと思います。 どんなに時代が変わってもこの“本物だけが持つカッコよさ”は絶対に古くならないでしょう。 イエモンに出会えてよかったなぁ、と心底思える一枚でした。
マッシブ2号は吉井和哉さんが表紙です。
表紙ということもあり、40ページ載ってます。
アルバム『The Apples』についてのインタビューがメイン。
巻末特集はガゼットのルキさん。
ソロインタビューで24ページも載ってます。
インタビューは東京ドーム公演後に受けてるので、東京ドーム後の心境、2011年3月の震災について、VORTEXについての話がメイン。
24ページもあるので、かなり深い所まで話してくれてます。
この本のインタビューを読んで思ったことは、やっぱルキさんは最高だな!!ってこと!
(すいません自己満足の長文です。読み飛ばしてください。でも、書かずにはいられなかった・・・。)
なんと言っていいやら・・・。
この人の音楽を聴き続けて良かった。
待ってました。ずっと待ってました。これです。私が聴きたかったのはこれです。
時期的にはバンドの活動停止後からファンになり、ソロでも追い続けてきました。
が、ソロになってからの吉井さんは、悪戦苦闘の連続で・・・勝手な言い方ですが、リリースされる作品達は、私が求めていたものと違っていました。
きっと吉井さんが求めているものとも微妙なズレがあるのではないか・・・これもまた勝手に抱いてきた、そんな思いが拭えないでいました。
思うに吉井さんは、その時に自身を取り巻く環境、苦悩、時に生活感までが作品中に色濃く出るタイプのアーティスト。そんな吉井さんの音楽を聴いて、ソロになってからのアルバム一枚ごとに進歩してきたというより、私には試行錯誤を繰り返してきたように思えました。もちろん、これまでのそのような作品達も、「吉井和哉の音楽」だけでなく、「ひとりの人間としての吉井和哉」を好きな私のようなファンとしては、愛すべきものに違いありません。(いや、余裕で愛聴してます。)
でも。私の中で「こんなもんじゃないもっとすげえ真の吉井和哉待望論」は根強く、新譜がリリースされる度にかえって次回作への期待値が高まるようになってしまいました。
ソロデビューからこっち、前を向いて独立独歩を始めたつもりが、実は後ろ向いてたり、下向いてたり、斜め向いてたり・・・。その視線の先に広がる世界はファンとしても充分楽しめたけれど、このアルバムでようやく初めて「前」を向いて、一歩踏み出したんだと思わせてくれました。
この圧倒的な音世界は、「圧倒的にハイレベル」というよりも「圧倒的に吉井和哉」です。
もちろん合わない人もいるでしょう。しかし、ほぼ全ての楽器を演奏し、自分のオリジナリティをひたすらに臆面もなくさらけ出したこの音楽には、好意的だろうが、批判的だろうが、無関心だろうが、リスナーの不揃いなベクトルを超越して包み込む懐の深さがあります。これは吉井さん自身のための音楽でも、ファンに向けられたものでもなく、吉井さんにとっての他者総てに向けられた音楽なのです。いや、制作過程でそうなっていったのでしょうか。
音楽におけるオリジナリティ、アイデンティティを追求したその果て(同時にまだ過程でもあるでしょうが)に、辿り着いた先が他者だった。このことは単純に素晴らしく、価値のあることです。尊いです。吉井さんのいう「愛」をここに感じます。
吉井さん自身、バンド時代の6thアルバムが不世出の出来だったらしく、今作も6枚目ということで自身に期待するものがあったといいます。
その「6枚目の奇跡」は紛れもなくここに存在しています。(個人的には『クランベリー』の存在感がどことなく『天国旅行』に重なりました)
これほどの音楽を独りで創るなんて・・・と聴きながら何度も思いましたが、いや、これは独りで、吉井和哉独りでしか創り得ない。と、そう断言できます。
ソロ8年目にして、初めて前を向いた吉井和哉。
純度100%の吉井和哉。剥き出しの吉井和哉。生々しい吉井和哉。
あえて、万人にお奨めします。
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