原作特優の、ふんわりした感じを期待していたのですが、ぱっきりした感じで、ちょっと…(^_^;)な感想です。 ぱっきりした絵柄色使い、ジャジャーンっ!と都度流れる大仰な音楽に、面食らってしまいました…
んが!!特典のパイロットフィルムが、とてもとてもよかったので、☆つけました!これよこれ〜!私が視たかったのは!なぜこのままでできなかったの?!原作寄りな映像!すごく素敵で、何回も繰り返し視てしまいました(≧▽≦) も、パイロットフィルムにお金を払ったと、思うことにします(笑)
不思議な題名ですね。 下手なレビューはネタバレになってしまうので割愛しますが、大人の読む絵本です。 先生の表現手段の遍歴に関する記述もありますのでファンは色々楽しめますし、 「綿の国星」や「毎日が夏休み」しか知らない方でも楽しめます。
タイトル通りDISK1だけについてです。
わたくしは男性ですが当時LaLaに連載されていた大島弓子さんの 「綿の国星」は毎号楽しみにしていました。
今と違って当時のことですから、男が女性マンガ誌を本屋で買うのはこっぱずしく、 10数歳離れた妹にお小遣い+のお金を与え買いにいかせ毎号買って読んでいた 卑怯ものです。
そうしたら大好きであったムーンライダーズが綿の国星というアルバムを出す、と、 Lalaで知り発売後即座に買いました。
幸せでした。ムーンライダーズ+大島弓子さんです。幸せの二乗。
が、買ったあと、歌っている人の声が気になりました。
それが後にシネマを結成する松尾氏との初めての出会いでした。
といったことがあり、まあ、そこそこ適当に聴いたりしていたら いつのまにかこのアルバムは「ムーンライダーズの裏オリジナル」 「裏ベスト」という話題が巷間聞こえるようになりました。
あたりまえのように聴いてきた私にとっては意外ではありましたが、 確かにそういった評価はあながち間違いではないという思いに至り 20数年を過ごしています。
はっきりいって、DISK1の方はムーンライダーズのアナザーオリジナルで 知られざる名盤です。
ですから、もう、ネットで発売しましょう。MP3やAACなどいった 微妙なフォーマットではなくFLACで。
『綿の国星』にでてくるひと型こねこ かわいいだけでなく ねこの習性をよく表現している
たとえば
ちびねこははこがだいすき。 おおきなはこもすきだけど、 ちゅうくらいのはこもすきだけど、 ちいさいはこにギューギューづめになるのがすき
どうしてちびねこはおかあさんのほうにあるいてくるときしっばをぴんとあげてるの。 どうしてちびねこはそとにでるときしっぽをしたにむけてふるふるふりながらでてゆくの。
おかあさんはほんをよんで マタタビのこなをかってきました。 これなに?ちびねこはちょっとさわってあきってしまいました。 おかあさんはがっかり。ねこならマタタビをよろこぶとかいてあるのに。 そりゃああんたこねこだからさ
ちびねこはそばにセーターがあるとうれしい。 ふんでふんでふんで のばしてのばしてのばして よせてひろげてよせてひろげて、ボロになったらできあがり。
大島弓子作品の最高傑作かもしれないと、ひそかに思っている傑作。
「愛」とは。「いのち」とは。そういう重いテーマをそこはかとなく見つめさせてくれる。
その上で、いかに生きるべきか、日常としての「生」をどう処すべきか 「たましい」って何か―― 繰り返しになるが、深くて重い「課題」を軽やかに、爽やかに、たおやかに語ってくれる。大島弓子は「スピリチュアル」を語る稀有な表現者である。
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