本書は、『ののちゃん』をはじめ、
ミステリー、現代思想、歴史―など
幅広いジャンルに関する4コマを発表する著者による
時事問題を扱った恒例シリーズ。
『'09 』と冠し、些細なことでいがみ合う日本の政治家と、
「我関せず」と前に歩む大統領を表紙にした本書では、
北京オリンピックから、総選挙にいたるこの1年の話題について、
抱腹絶倒のギャグに包みつつも、するどくその本質を暴き出します。
某ヨッパライ大臣、暴言大臣、ギョーザなどの、
新メンバー?はもちろん、
キムさん、小沢さん、ナベツネツネオさん
10年前からほぼおなじみのメンバーも絶好調です☆
個人的には、あそう容疑者逮捕!!やあそう流「CHANGE」
相変わらずのフリチントン&ヒラリーが笑いのツボ。
運悪くバスの中で読んでしまったので
顔がにやけるのを抑えるのに、必死でした。
また、小泉元首相が刺客候補だけでなく
本当の刺客まで落下傘のように投下した・・・
という「社会001」には、ギャグとしての可笑しさとともに、
薄ら寒いものを感じました。
筆者ならではの、鋭い視座から
この1年を振り返るとともに、これから1年を見通す本書。
とくに今年の場合、選挙に行く前に読むことを強くおススメします☆
作家 広岡達三氏の随筆(あえてエッセイとは評さない)といしいひさいち氏の4コママンガ、お手伝いさんの書評から構成されており、凝った作りになっています。
広岡氏の書いたという随筆は、マンガに比べると切れ味に欠ける印象ですが、これが分量としては一番の割合を占めるので、いい加減飽きてきます。
この作りも「ホン!」に続いて2冊目なので、もういいかと。
野球人気低迷がささやかれてから久しい・・・
プラチナチケットと言われた巨人戦も、今はドームに空席が目立つまでになった。ゴールデンタイムの中継も、今は放送されない日の方が多いくらいである。
諸行無常とは言うが、かつて我々を熱狂の渦に巻き込み、数々のドラマを見せてくれたプロ野球が衰退してゆく現状を見るのは実に忍びない。
野球を愛し、野球に人生を賭けた人たちがいたことをこの作品を見て多くの人たちに見てもらいたい。コミカルな作品であるが、作品の根底に流れるものは「みんな野球が好きだった」と言う熱い思いである。この作品が、野球に勢いがあったからこそ生まれた作品であることをみんなに理解してもらいたい。
そんな人が一人でもいる限りプロ野球は滅びないと私は思う。そんな人が増えてゆくことこそが、現在の野球人気低迷を救う最大の鍵であると私は切に願う。主題歌の一節「もう一度 美しく 花咲かせてよ」という詩を噛みしめながら・・・「いつかきっとと 信じたい」
仲村みうさんのファンなので買いました。 みうちゃんの本気のロッククライミング,ドラマの演技,どっちも楽しめます。 あと,休業直前にショートヘアにした時の,ヘアカットシーンもおまけで入ってます!! 自分の寝室を紹介するシーンとかオーディションも収録されており,見所はたくさんあります。 楽しそうに髪を切るみうちゃんを見ていると,ヘアカットの時はこんな事態になるとは思ってなかったのだなー, と思い,ちょっと泣けきます・・・。 (ちゃんとオフィシャルのカメラが回っており,このときは事務所の方針で髪を切ったのだ)
カムバックして,こういうドラマの仕事とかをまた見せてほしいです! 願いを込めて,星5つとしました。
東日本大震災の発災直後、自分は閉頭中でした。 震源地から遠く離れていたため揺れ自体、たいした事は無く、 手術も問題なく終わりましたが、長い揺れが何回も続いたので、 ただ事では無いだろうと感じていました。 術後の指示を出した後、テレビを見て茫然としました。
日本人として、医療者として何か役に立つことはできないか? と思いつつも日常臨床に忙殺されてそれどころでは無く、 何もできない自分に忸怩たる思いでした。
日常業務で手一杯の平凡な勤務医ができることは? 目の前の仕事に頑張る事と、自分の居住する地域が災害に 見舞われた時にどう動くか?という事を シュミレーションすることでしょうか。
本書の解説が非常に秀逸ですが、引用しますと
仕事を医療に限定しない 情報は自ら取りにいく 実務者どうしの「顔の見える関係」を 災害医療は病院全体で取り組む 被災地の医療者がリーダーシップを 災害医療のエキスパートを活用すべし 救護活動に欠かせない情報共有 実践的な訓練やマニュアル作成が「備え」になる
そして「本書はこれからの災害医療にとって確固たる指標となるはずだ。」 と締めくくられています。
こうした示唆に富む、被災地医療の記録と記憶 、具体的なアセスメント内容から本書は成り立っており、 非常時のみならず日常の時からどのような備えをすれば 良いのか、医療従事者だけではなく行政をはじめ 全ての方にとって勉強になる内容だと思います。
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