これは純真無垢な世界観ではなく、その看板をかけたパフォーマンスの記録だ。
今回のDVD、まずパフォーマンスのレベルは言うまでもなく高く、クオリティへの妥協はなく、 いくら面白くてもそうそうフォロワーは出てこれないセンスの良さ、アイデアの豊富さに圧倒。 最後の「浮遊」は、それだけで事件じゃないか。
さて、そうはいってもPVで展開するドラマは日韓、日中韓の あまりに楽観的な友好像と受け取られなくもないし、 そこは同時代の空気感からすれば、反感を持って見られるのかもしれない。
だが、彼等とて、伊達に「WORLD ORDER」の看板を掲げたわけではないのだ。 あえて今、打算でない、ともに生きる「一つの」世界秩序をシンプルに、覚悟してぶつけた彼等。 たとえその筋書きに異論があろうとも、彼らのパフォーマンスが呼ぶ感動は打ち消せはしない。
そんな作品である。 単にアシアナ航空プレゼンツだから、とかそんな軽い姿勢でないことはわかってほしい。
ただ、評価には影響しないが、「洋服の青山」CMスポットは収録して欲しかったですね。
「仮面ライダーW」本放映終了後に展開されたVシネマシリーズ第二作は、劇場版「AtoZ 運命のガイアメモリ」に登場した悪のライダー、仮面ライダーエターナルこと大道克己の人物像に迫る前日譚、外伝作品である。死を経験したのち、蘇生兵士"NEVER"として蘇った大道が傭兵として暗躍する中で出会った人々との物語の中で、大道は「仮面ライダー」として虐げられた人々のために戦う。その姿は、まさにショッカーの強制収容所で苦しむ人々を救ったかつての旧1号ライダーを彷彿とさせる。だが闘いの果てに彼が観たものは、彼が最後の最後まで捨てずにいようとした希望をも無残に打ち砕く結果となる。
過去に「悪の仮面ライダー」は数多く登場すれど、彼らが主役となった映像作品はなかった。この作品では、大道もまた「自由を守る戦士」仮面ライダーとして闘ったこと、そしてクライマックスで味わった絶望が、「AtoZ」の世界で君臨する仮面ライダーエターナルにさらに深みを与えている。Vシネマという媒体を有効利用し、テレビ版ではできなかった表現もあり、最後まで楽しめる素晴らしい作品です。強くおすすめします。
須藤元気さんの本はとにかく、わかりやすくて、読みやすい。
すっと心に入ってきます。
いろんなスピリチュアル系の本を読んできましたが、
彼の本が一番私には難しくなく、理解できます。
シンプルが一番です。
今回は実践しやすい習慣を紹介しているので、
読み返しては実践しています。
「強制」、「奪還」、「排泄」 それぞれ違った思惑をはらみながらも 自由に若さと力ではちきれんばかりに自分自身を表現して生きている3人組。
でも、結局自由なんてそんなものはどこにもなくて 正義もイデオロギーも関係ない大人や組織の都合でがんじがらめに縛りつけれられていく。
作中では極端に暴力的に表現されていて人によっては道化じみた馬鹿馬鹿しい話とも見えるかもしれない。
でも、結果はどうであれ、こんな風にスカッと生きた時間が一瞬でも自分にはあっただろうか?
愛国心はあるけれど、今の日本のどこを愛せば良いのだろうか?自分ならどんな風に表現したらよいのだろうか?
悲劇的な3人それぞれのラストと重ね合わせてつらつらそんなことを考えると悲しく切なくなる、そんな映画でした。
公開されてからもう10年近く経ちますが全然色褪せず、もう10回以上は見ていると思います。
なにかは人それぞれだと思うけれど、なにかを与えてくれる映画です。
原作つきの映画は往々にして話をはしょりすぎたり、雰囲気がぶち壊しだったりすることがありますが、 この映画はその辺はとてもよく練られて作られていると思いました。
原作を読んだ人も楽しめるし、そうでない人も楽しめると思います。
でも、できれば先に原作を読んでおくことをおすすめしたいです。
注意!以下少しねたばれです
原作とは多少?ラストが違います、自分は映画のラストがよりふさわしいと思いました。
これまでいろんな所で述べられた須藤元気の人生哲学がまとめられている。いつものユーモアを交えてないところが逆に印象がよい。まず明るい緑色の装丁がよい。内容が滲み出しているかのよう。表紙の花模様のくりぬきは意識で、背景になっているのが無意識の象徴のようにも思える。本文はどれも短くエッセンスのみ記されていて余計なものがない。それが読み手の思いにフィットして自分のイマジネーションを働かせることができる。自己啓発本のお手本のような本。このタイプの本はもうこれで十分だとも思える。次作はフィクションの小説などを期待します、須藤さん。
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