一昔前は、ジャーナリズム・学界などは左翼が支配していたわけで、権威から頭をなでてもらえるという要素が大きかったんじゃないかな。 今で言うと爆笑問題の太田みたいな。
この作品に対して「地獄画図」「トラウマになる」などの声もありますが、こうゆうことが本当にあっんだから、どうゆう形であれ悲劇を確実に伝えていくべきなのではないでしょうか。トラウマになるからこそ戦争撲滅につながるのではないだろうか。
久しぶりに「中沢 啓治」先生の著書を読みました。「はだしのゲン」以来だと思います。ストーリー的には何か「典型的なパターン」を感じる所が多くありましたが、その中に含まれているメッセージは目を離せないものがありました。 私達の現在生きている日本国内でこの間まで戦争があって、沢山の人々が死んでいった事を再認識させられました。 私は日本人として最低限覚えていなければならない歴史的な事実を再度認識させられる一冊だと思いました。 より多くの人に読んでもらう為に、ハードカバー本では無く、駅のキヨスクやコンビにで販売してもらった方が良いのでは無いかとも思いました。
これほどまでに戦後広島の現状を描いたものは なかったと思います。 とにかく、切なさ・・・無情さなど 今で言えば思春期に芽生える感情を 生きていく事にかける情熱のすばらしさが伝わってきました。 現在、子供はいませんが、生まれたら是非読みついで いきたいなと思わせる一冊でした!!
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