大河ドラマも終わってしまったのですが、このドラマの中の曲が頭の中から離れません。「戦国の世」は、哀愁感漂う感じが上手く表現できているとおもいます。「まつのテーマ」も完成度はかなり高いと思います。非常にドラマティクな曲の運びはつい引き込まれてしまいます。 ひとつの大河ドラマにこれだけ沢山の曲を用意するなんて、知りませんでした。 いや、まだこれ以上にも流れていた曲もあったように思いますが、ドラマの中での曲の重要性をあらためて認識しました。
終始、深く考えられ構築された音楽性を感じられる演奏。
巨匠の演奏にありがちな奇抜さや雑さがない、音楽に対する真摯な姿勢をご堪能あれ。
ソニーレーベルの有名所をずらりと並べた楽曲集。
グレン・グールド、五嶋みどり、宮本文昭、ヨー・ヨー・マ、ワルター、クライバーと聞けばそのヴァリューが読み取れる。
聴かせ所が上手に織り込まれた上に、もっと聞きたくなるような仕掛けがあるようだ。
のだめカンタービレで大きく注目された音楽を、より身近にしてもらえるような選曲。
ベストと呼ぶにふさわしい、また全曲聴いてみたいと思わせるだけの、力のこもった盛り合わせです。
名曲のクライマックスだけ欲しい人、カタログ的に名盤を鳴らしたい人には言う事なし。
指揮者やオケ、ソリストのファンを拡げるベスト版です。Afternoon TeaのBGMには最適。
ベルリン・フィルの歴史である。原題の”Eine Biografie”がなぜ「自伝」になったのかについて訳者が「あとがき」で苦し紛れの弁解をしているが、訳者のとまどいが明らかである。こんな姑息な手は逆効果だと思う。
ジャーナリストというのは「読ませるコツ」をつかんでいるから、本書も非常に読みやすい構成であり、文章である。何となく納得させられてしまうのであるが、しかしそれは危険なことでもある。たとえばカラヤンに対する記述は公正を欠き、著しく批判的であるが、本文で引用された文がおおむねアンチ・カラヤンの本からであることを知らなかったら、上手に騙されるところであろう。しかも参考文献一覧には、バランスをとるかのようにカラヤン・シンパの文献も並んでいるのだ。学術文献のように、引用部分に番号でもつけて対照できるようにしたらよいのだろうが、そんな一般書はあまりみかけない。ここに欺瞞の元がある。如何なる書物にも完全なる公正などあり得ない、と理解はしていても、特定の意見を優先的に引用して強引に持論を展開するのは反則であろう。
他の記述にも、ときどき変な事がある。一例を挙げると、リストがアルトゥール・ニキシュをビューローの後任としてヴォルフに推薦したのが1895年であるかのように読めるが(p.59)、リストは1883年に死去している。「推薦していた」と書かなければおかしい。他にも時間的につじつまの合わない部分がいくつかあり、また、意味不明な訳文がときどきあった。原文のせいなのか翻訳の問題なのかは不明であるが、資料としてみた場合、こういうことは困る。
全体としては大変興味深く読める本であった。内容を吟味せず気楽に読むなら素敵な本である。しかしcriticalに見るなら、本書の内容は結構偏向しているのではないか。カラヤンの記述を読む限り、そう思えるのである。
今年にはいって、大進さんにゆかりのある、赤穂市での コンサートを聞きに行きました。 まるで歌うように、降り注ぐ音色に感動。 ベートーヴェンのソナタ「春」を聞くと、心癒され、春 の風を感じられます。 ピアニスト、イタマール・ゴランさんのピアノも素晴らしい。
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