元気がない時にひらいたらぐっときました。
また手に取ってしまいそう。
日本の代表的な映画雑誌「キネマ旬報」ではシリーズ企画として「黒澤明から受け継ぐ」を連載してきた。
今号では現在衣装担当ととして活躍している、黒澤明の長女・黒澤和子さんが父・黒澤明から、何を学び、何を受け継いだかを語っておられる。娘から観た黒澤明監督の公私にわたるエピソードが多く紹介されており、たいへん興味深かった。
ちなみに、このシリーズは1月上旬号の野上照代さんの巻をもって終了した。
その他のシリーズ掲載号は以下の通り
第1回 小泉尭史 09年10月下旬号
第2回 大林宣彦 09年11月下旬号
第3回 木村大作 09年12月下旬号
第4回 佐藤順弥 10年1月下旬号
第5回 出目昌伸[前編] 10年4月下旬号
出目昌伸[後編] 10年5月上旬号
冒頭から引き込まれます。 この映画の魅力は、「女」のもつ情愛の醜さと美しさ。 二つの顔をもっていて、善悪で判断できないもの。 恋愛は女の本能で、だからエゴで、子どもを産み育てることも本能で、これは女の背負う「業」の話。 育児放棄する母親のニュースに耳が痛むこの社会で、育児に対する女の執念をみせたこの映画のメッセージは心に刺さる。 女は愛されることを求める生き物で、夫に、子どもに、愛されて初めて母になれる。 女のねちっこい愛情が、ときに子を守る母の強さにもなる。 映画は終止観ている人を引き込むテンポの良さ。 観客の視線はつねにかおるを育てる希和子を追う展開。 だからこそ、刑務所を出た希和子が、小豆島を訪れ写真を手に入れたあと、どう生きたのか、気になった。 八日目の蝉。私は希和子の出所後が八日目だったととらえることもできると思う。 かおるとのあまりに短い親子生活。 確かな愛情。 希和子に、幸せになってほしいと祈るような気持ちになる。 それは、世のお母さんが、子どもと幸せに暮らせますようにと思う気持ちと同じ。 だから涙がでた。
クラシックに馴染みがあるヒトなら素直にいい曲と感じれるいいアルバムです
RIPが好きで好きでたまらないクラシック奏者なんてのは少数派でしょうが、少しでもクラシックに興味を持ってるRIPファンにはオススメしたいです。
ウォークマンに入れて町を闊歩するには向かないんで、できれば買って部屋で聴いてください。
このシリーズの「犬」を観て、不思議にホッとする幸せを感じたので、今度は「トラ豆」を観てみました。木皿泉さんの世界をイッセー尾形さんと永作博美さんが見事なコメディーとして演じています。永作博子さんも可愛いのでが、一緒に演じているイッセー尾形さんの人間味ある演技に可愛さを感じる不思議でそしてコミカルで、でも特別ではない隣にいそうな夫婦の日常が描かれているドラマです。因みに、アマゾンに載っている解説は「犬」の方の解説です。「トラ豆」には「トラ豆」(夫婦でカバンを間違って持ち合ってしまい・・・)、「チェロ〜孤独について〜」(永作がイッセーのチェロを勝手に人にあげてしまっい・・・)、「ベタベタ・ハーフ」(社内報に夫婦の馴れ初めを描くことになった為・・・)、「ハルが来た」(永作博子さんが姪っ子役で高校生役をやってます。)、「封印」(妻が家事をやり続ける理由とは・・・)、「香子の縁談」(永作博子さんが振袖を着てお見合いへ・・・その時夫は・・)の6つのドラマが入っています。ちょっと覗いてみるとはまっちゃうかも。
|