当時の石井監督作品の中では、狂い咲き、逆噴射、高校大・・・くらいに次ぐ内容の作品なのではと、大江狂ファンでありながら冷静に判断するところです。 が、しかし、泉谷はじめ、室井日出男に、あの室井滋、はたまたコント赤信号・・・ついでに直木賞作家、町田康こと町田町蔵・・・と、今振り返ってみたら、とんでもない連中が声を荒げている、はちゃめちゃながらも、ロックの歴史を知る上では「え?バーストシティ?知らないの??」くらいのものになっているのは確かです。本当に、日本のロックを奏でていく気でいる輩なら、ストーリーはともかくも、100%見逃してはならないものだと、ご忠告いたします。
石井聰亙という監督がいかに優れたフィルムメイカーであるかを証明する作品である。息の詰まるような緊張感はまさに監督の初期の作品「シャッフル」を彷彿とさせる。前半のルースターズのヒストグラフィーからリハーサルの様子は本当に呼吸することも困難なものである。黙々とリハーサルで歌い続ける大江慎也は最初はリズムを体で掴むのも苦しい位であったがそれが次第に化学反応を起し、最後のフジロックフェスティバルのステージへ向かう。何よりも苗場のステージの最後に大江が微笑むショットにすべてが集約されている。生きつづけることの意味を私は感じた。
このアルバムは、ルースターズとしての原点であり、頂点であり、 最高傑作であり、まさに「ルースターズ」である・・・。 が、しかし、ルースターズ、とりわけデビュー当時の大江君を生で 見たことのない人々に、音源だけをもってルースターズの良さを 説明することは、不可能である。 それはまるで、もうこの世界のどこにも存在しない(と無理やり仮定してみた) あのゴッホの書いた絵を生で一度も見たことのない人に、 ゴッホの絵の素晴らしさを説明してみろというのと同じようなものである。 が、それでもルースターズを語る上で、何か一枚と言われたら、 悲しいかな、やっぱり先ずはこのアルバムなのである。 大江君の世界をサポートする花田君、池畑君、井上君の、今でこそ 日本を代表する一流の楽器センスたちの荒削りな強烈な音に、よーく耳を傾けて聞いていただきたい!!!
1曲目から大江ワールド炸裂ですよ。昔からのファンも新しいファンも充分に堪能出来る作品に仕上がってます。正直、涙出ました。全てにおいて「THE GREATEST MUSIC」です。DVDも昔を彷彿させていい感じです。ツアーやって欲しいなぁ。
この人たちに なんの飾りも必要ないです。
そのままが 生々しい光を放ち 観るものを飲み込んでしまいます
いま ここにいるルースターズは 特別なものじゃなくて
たったいまのルースターズなわけで
ただただ ため息がでるほど感動的なロックンロールを放射する四人なのです。
こんなBAND 世界中探しても 彼らだけじゃないでしょうか・・・・
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