JORNLANDEの3rdソロ。
DioとCoverdale、タイプの違うヴォーカルだがこの二人を足した感じのヴォーカルと言えば判りやすいか。
Dioの圧倒的な声量、深い声。
Coverdaleのブルージーさ、色艶。
これらを併せ持つヴォーカルなので、聴き応えはある。
んだが、曲がやや弱いか?MasterPlanに比べ、楽曲が弱い。
ヴォーカルが出すソロなので、もっと歌が生きる楽曲を作るべきでは?
そういう意味で残念な出来映え。
新ヴォーカリストに元VAGABOND(TNTのロニー・ル・テクロ(g)とモーティー・ブラック(b)によるバンド)他のヨルン・ランデを迎えての第1作(通算3作目)。 素晴らしかった前作「ANGELFIRE」の後だけにかなりの不安があったのだが・・・凄いわ、このヴォーカル。圧倒的に上手い。前任者のトッド・プラントも爽やかなハイトーンで素晴らしかったが、コイツ、ヨルン・ランデは桁違いに上手い。元WHITESNAKEの残党等と作ったTHE SNAKESでのパフォーマンスも素晴らしかったが、ここまで上手かったとは・・・。 それは1曲目の”The Power Of Love”で明らかにされる。楽々こなすハイトーンも素晴らしいが、渋いロートーンが堪らない!その!ヴォーカルは3曲目のタイトルトラック”Hourglass”で全開。ミドルテンポの様式美系の楽曲に乗るこの声・・・確実にヨルンはバンドを新たなるステージへ導いた! 勿論、ラルフ・サントーラ(g)のギターは文句無しに素晴らしい。ツボを見事に押さえたそのプレイには、脱帽です。お見事!
ヨルンランデのソロ2作目でしたね。曲は2曲目のSUNSET STATIONと9曲目のBRIDGES WILL BURNの2曲だけが聴けます。個人的ですよ・・・。彼の声は太くて良いのですがいまいち曲がちょっと?な、感じですってなトコロ。これより前にミレニアムで出したアルバムHOUR GLASSのような曲作り(作曲自体はラルフ サントーラが担当)をすればよかったのにと、悔やまれる点ですね。イングヴェイのバンドに一瞬居た事がある話は有名ですが、正直彼の声はあの曲にはフィットしない気が僕はします。(抜けた原因はケンカ別れのようですが多くは語りません。大体の予想はつくでしょ・・・。)ジョー・リン・ターナーやロニー・ジェームス・ディオ的な路線の声のためミドルロングトーンを駆使した曲を量産したらファンの評価はもっと高まると思います。彼は実力派シンガーなので曲の全てはヴォーカルだと分かっているはずです。それらをクリアし、いつの日か彼の歌を実際に生で聴いてみたいです。
昨年の来日公演も見ましたので、当初は見劣りするかな、とか思ってましたが、会場の規模が違うので良い意味で感動しました。
DVD化する事は、知っていたので、カメラの前で必死にアピールしましたが、ドキュメントDVDを見てみたら、残念ながら映っていませんでした(^-^;
短い時間ですが、日本の映像も収録していますので、特に最前中央付近の方は、記念に購入する事をオススメします。私の知人は、結構映ってました・・・羨ましい。
このライブDVDも、かなり豪華なメンバーで豪勢で完成度の高い内容ですが、昨年のライブは更に豪勢でしたから、せめてWACKENだけでも映像化してほしいものです。
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