もうデヴィッド・クロスビーは過去の人だと思っている人は是非このCDを 聞いてみてください。 CSN、CSN&Y、クロスビー自身のソロのどの近作よりもこのアルバムは質、完成度ともに遥かに上なのです。 息子(ジェイムス・レイモンド)や他の若いメンバーに囲まれ刺激されたのか、ここでクロスビーは力強い歌声を聞かせてくれます。
McGuinnによると、プロデューサーのTerry Melcherが -後でタイトルをつけるつもりで- 書類に(Untitled)と書いたんだそうです。「ところが どういうワケか、その書類がそのまま印刷所に行ってしまったんだ。」
(ジャケ正面の)Clarence Whiteと(階段に座っている)Gene Parsonsが開発したストリング・ベンダーが、本盤で初使用されています。その好例がtr.11で、ペダルスティールと殆ど区別出来ない音を出しています。
参考→ http://www.mitene.or.jp/~dolphy/Bender/whatbend.htm
♪CD2は、CD1の逆配置で 1.〜6.がスタジオ録音・7.〜14.がFillmore East, 23-Sep-70でのライヴになっています。
○Lover of the Bayouのハーモニカ付スタジオ版
○Yesterday's Trainのベース無しテイク。
○Kathleen's Songのストリングスとコーラスのオーヴァーダブ無しテイク。
○Little Feet結成前にLowell Georgeが提供したデモに基づくWillin'(31-May-70録音。若干乱れがあるものの、美しいアコースティック・テイクです!)
あまり知られていない事実ですが、Truck Stop Girl[3-Jun-70録音]も同様に ByrdsがFeetより先に録音していたんです。Feetのセッションは、Aug-Sep '70.
この二枚組には、Derek Taylorによる'70年当時のライナーとJohnny Rogan, David Fricke, 萩原健太氏の新規ライナー(と菅野ヘッケル氏による訳)が載っており 内容・装丁ともにゴージャスです。
内容詳細は→ http://ebni.com/byrds/lpunt.html
プライベートでも友人だったビング・クロスビーとフレッド・アステアの息のあった共演が見られるミュージカル。「祭日だけショーをやるクラブ」というアイディアが秀逸で、クリスマス、大晦日、リンカーンの誕生日、聖ヴァレンタイン・デイ、ワシントンの誕生日、復活祭、独立記念日、感謝祭の8つの祝日にちなんだ名曲がハリウッド最高のクルーナーとダンサーによって次々に演じられる。 「ホワイト・クリスマス」「イースター・パレード」といったスタンダードが聞けるのも嬉しいが、完璧主義者のアステアが38回テイクを重ねたという爆竹のダンス、また黒塗りで歌うクロスビーなど、歴史的な名場面が詰まっている。DVDの画質もまずまずでミュージカルファンにはお勧め。
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