2008年ラグナセカのロッシとストナーのバトルは見ものです。まさにサイドバイサイド、テールツーノーズの争い、転倒ぎりぎりのシーンは何回見てもドキドキします。またバックに流れるエキサイトした現地の実況がたまらなくそのドキドキ感を盛り上げてくれます。スタート直後のロレンソンもおまけも見ものです。
名前だけしか知らない人リストに入っていたニッキー・ホプキンス(^^;「ビートルズの面子やストーンズの作品にも参加しているじゃないか」と言われても、どちらのGrp.にも明るくないし(と言うか、何も語れません^^;)。
とあるところで鍵盤奏者の話になった際、マックス・ミドルトン=>ジェフ・ベック・グループ=>ニッキー・ホプキンスの流れでその名前が出たことから、ちょっと聴いてみようかと思い立った次第です。
サイドマン、サポートミュージシャンとしてのスタンスで語られる事が多いらしいので、何れソロで実力を発揮するというタイプの方ではないのかも知れませんが、本作('73年作)ではピアノソロ、R&B、R&R、ブギーと、スタイルの広さを意識させる意図もあるのか、なかなか飽きのこないうまい作りになっていると感じました。
ノスタルジックでちょっぴりショージ・ハリソン作品のような感じを受ける[6]のような曲が個人的にはよかったです。って、クレジットにあるGeorge O'Hara(g)は、ジョージ・ハリソンの変名なんですね。またミック・テイラー(g)も参加しています。
閑話:
指が鍵盤で、鍵盤が指で・・・一体感とかそんな雰囲気を意味するデフォルメだとわかっていつつ、見ようによっては軽いホラーですよ、このジャケは(^^;
ライダーが自分の口で色々語ってくれます。心の持って行き方、トレーニング、食事、最良のスタートのしかた、雨の中での走り方、(GPライダーは雨より風の方がイヤみたい)etc
トニー・エリアスは、ちょいワルおやじだ。
インタビューを見る限り普通の人間に見えるが・・・訓練と度胸の賜物か?
走行シーンや転倒シーンも満載で飽きずに見られます。
ホンダ・ヤマハ・スズキ・日本メーカーだけど乗ってるのもメカニックも殆ど外人でちょっぴり残念
セッション・ピアニストとして名高いニッキー・ホプキンス。ローリング・ ストーンズの「シーズ・ア・レインボウ」、ジョン・レノンの「ジェラス・ ガイ」を飾ったピアノといえばおわかりの方も多いだろう。彼の声と曲は 限りなくやさしく、そのピアノは時にうつくしく、時に激しい。多少大 げさなストリングスがほどこされていたりするが、彼の魅力を楽しめる 1枚。2,3,4は必聴よ。
あくまで前作FASTERとの比較だが、コテコテのモータースポーツファンが見ると若干物足りなさを感じるかもしれない。
その分、予備知識の無い一般人が見るにはより適しているとも言えるが。
また、基本的にアメリカ人向けの内容であり、アメリカ人ライダー(エドワーズ、ヘイデン、ホプキンス)の話が中心となっている。
とりあえず、これを見る前にビデオゲームなどでラグナセカのコース、特にコークスクリューをある程度走りこんでおく事をお薦めする。
そうすればGPライダーの凄さがよりわかり易いと思われる。
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