どこへ行っても最早入手困難な「限定版」が、ここに! とはいえ、ゲームとしての中身は通常版と全く変わらないので、 あくまでも「ディープなミドルアースファン」のためのコレクションアイテムと考えましょう。 ※ゲームとしての評価は「通常版」をご参照下さい。
まず、グラフィックがとてつもなく美しい。本当にPS2の映像なのか、 と目を疑うほどの映像美。ゲームなのに何故かTHXなのも良い(笑。 ゲームは三国無双+デビルメイクライ、と思ってくれて概ね差し支え ないと思う。予想に反してゲーム性は非常に高かった。ガードの使い 方を憶えればかなり戦略的かつスタイリッシュに戦えるようになる。 イージーモードならゴリ押しでどうにか進めるバランスもいいし、 上級者はコンボで発動するPerfect Modeを利用したスコア(経験値) アタックが非常にアツイ。くり返し遊べる、実に懐が広いゲームだ。 惜しいのは、キャラクタは多いのに使える技がほとんど共通なので キャラごとのゲーム性の変化に乏しいこと。説明書、ゲーム中を 通して説明不足(シナリオはさておき、ステージのクリア条件等) な点が多いこと。終盤、ちょっと作りが雑になってくること。 しかし、この映像と音は歴史的と言ってもよい。ゲーム機の表現力を 見くびっていた、と素直に思ってしまった。
「Star Wars」の曲については、サウンドトラックを含めてたくさん聞いてきましたが、この演奏は最高です!
J. Williamsのはっきりした旋律と聞きやすいオーケストレーションは、耳を通して体全体に響いてきます。
最近、オーケストラのレベルが尋常でないくらい上がったようです。上手いです!
優秀録音で有名なTelarkです。ホールの癖を補って聞きやすくまとめていますが、ダイナミクスの大きな迫力あるサウンドは、さすがです!
カンゼルとシンシナチPopsの最高の録音でもあると思います。
オーケストラ作品をクラッシックしか聞かない人にも、自信を持ってお勧めできます。
2004年、ついにCDも第1作目から3作目までが出そろい、改めて1作目の本CDを聞いてみた。そして思ったことは、1作目の音楽が最もシーンをイメージしやすい音楽かもしれないということだ。本CDでは2曲目「Concerning Hobbits」でホビットのテーマが、その他の曲ではアイゼンガルドのテーマや黒の乗り手のテーマなどが提示されている。これらは3作品を通じてたびたび出てくるテーマであるので、覚えておきたいところだ。 私のお気に入りは13曲目の「The Bridge of Khazad Dum」である。モリアの坑道のシーンがとてもエキサイティングなのは多分にこの曲のおかげであろう。くずれおちる通路を危うげに進む旅の仲間達の情景や、「デュリンの禍い」バルログとの戦闘シーンがまぶたに浮かんでくる。 これらの曲の良い点は、前述したようにシーンが容易に想像できることで、言い換えれば画面との調和がものすごく良い。この点は3作品中最も優れている気がする。細かい話だが、例えば12曲目「A Journey in the dark」ではおどろおどろしい音楽でモリア坑道の情景を表現しているが、荘厳なドワロウデルフ(大広間)に到着した際には音楽が自然と荘厳なものに変わっているのだ。このあたりの自然さが見逃せない。 本作品はアカデミー作曲賞を受賞している。エンヤのMay it beも歌曲賞にノミネートされていたが受賞は出来なかった。しかしいずれにせよ素晴らしい音楽だと言うことは断言できる。この映画が気に入った人はCDを購入して絶対損はしない。
ファンタジー映画の決定版!と言ったらやはりこの作品を挙げるしかないでしょう。雑誌などではナルニア物語が対抗馬に挙げられてるみたいですが、あちらは少し力不足でしたね。フロドとサムの友情、レゴラスの華麗なアクション、王として玉座に還ったアラゴルンの威厳、時間を忘れて感動できるシーンが盛りだくさんです。シリーズ三部作の最終章を飾るにふさわしい作品でした。しかしながら・・・説明不足だな〜と感じる展開もちらほら。デネソールがファラミアに冷たい訳や、アラゴルンがパランティアで見たアルウェンの死のイメージは何か、ラストでフロド何故、何処へ旅立ったのか、あるていど原作を読んで基礎的な知識や世界観などを知っていないと「どうしてそうなるの?」と思ってしまうでしょうね。・・・ので残念ながら星四つです。
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