キリング・ミー・ソフトリー [DVD]
Kaigeさんの映画を初めてみました。期待していたのですが
期待を裏切らない印象を受けました。特に気に入ったのは、
この映画のシンプルさです。難しい、気の利いた言い回しの
まったくないシンプルなせりふ、単純明快な展開、それでいて
最後には独特な感動を残す不思議な映画です。
キリング・ミー・ソフトリー [HD DVD]
へザー・グラハムが出てる映画ってどうも一癖ある作品が多い。
でもやっぱへザー・グラハム目当てで見てしまう…。
中でもこの作品は…やっぱ一癖あります。
こういうサスペンスものってなにかとメッセージ性を重要視しますけど
この作品では中盤までそういうノリなんですが、見終わってみると
「結局私の思い過ごし?」って感じでした。
別にああいう結末が嫌いというわけじゃないですし、
「こういう結末もあるんだな」って感じで納得していますが、
改めて思い返すと「???」って思うとこも結構あります。
完璧主義でなく、尚且つへザー目当てなら☆4つ。
ですが、批評して映画を見る人には☆2つだと思います。
…ところで、照明弾って“ああ”使うと“ああ”なるものなんですか?
25th ギャザリング [DVD]
テンションが凄い!!圧殺されそう!黒魔術も現役バリって雰囲気!!!
隠しじゃないけど気付かないと逃しちゃうトラック有り。
ただ1つ言うともっと必殺ソングをやってほしかったな。
My Life is only killing time between masterbation
プンクボイによる「ワシの人生、マスをかく間の単なる暇つぶしですわ」という強烈なタイトルのアルバム。
メッセージはあるのかも知れないが、一般の聞き手には決して分からない。
なぜって、聞こえてくるのはノイズと歪みに満ちた絶叫、そしてアンプラグドのベース。
英語だかなんだか良く分からない言語による絶叫、絶叫、絶叫。
一体どんなエフェクトをきかしているのか?
いやはや、何のことはない。
しょぼい録音機材による自宅雨戸全閉一発録りにより、
ノイズと歪みに満ちることとなっただけの作品らしい。
歌詞も一部のサビ以外、聴き取れることはない。
イヤフォンで聞いてると「な〜んやねん、これ」とイヤフォンを金繰り捨てたくなる。
かと言ってスピーカーで聞くのも耳にした家族に心配を掛けてしまいそうで躊躇われる。
きっと我が家の息子は泣くだろう。
しかし、ある種の精神状態に陥ったとき、この歪みと絶叫だらけのアルバムに癒される自分を発見する。
一度だけの経験だったが、もう二度と無いとは思うが、二度と有っても困るが、気持ちが良かった。
他の方にも同じ体験が起き得ないとも言い難い気がする。
そんな訳で下のエピソードと併せ、☆5つとさせて頂く。
プンクボイは「ロマンポルシェ。」ロマン優光によるソロ名義であるが、
90年代後半の世紀末に於いて、スピーカーだかアンプだかの上に立ってベースの弾き語りを行うことから、
一部のライブハウスで非常に有名であった。
「ロマンポルシェ。」の相方掟ポルシェは、とあるライブハウスの裏手で、
赤ら顔のプンクボイ(後のロマン優光)が立小便する姿を見て「高血圧」「雁高」に惹かれ、
また「高知県出身」であることを知り、その3「高」振りに惚れてコンビ結成を決意したという。
なお、今は亡き中島らもさんは「らもチチの魔界ツアーズ」というFMラジオ番組でジズモンクスの山内にタイトル曲を聞かされ、しばし絶句、
その後プンクボイと逢うことを熱望し、後に番組の企画でプンクボイをゲストに招いた(掟ポルシェもゲスト出演)。