そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生
徳島県の過疎の村でみかんで年間のほとんどの売上をあげていた農村が、冷害で壊滅的な被害を受け明日からどうしようという状況になった時に、農業大学校を卒業したての若者が色々な知恵を絞り対応しだす。
その知恵の中で一番成功したのが「葉っぱを売る」事業で、その葉っぱを売ろうという発想は、たまたま飯を食っていたすし屋で、カウンターに座っていたかわいい女の子が、刺身の妻のもみじを「えーこれかわいい」と持ち帰ったことからヒントを得る。
最初は単純に葉っぱを売ろうとしたことから大失敗するのだが、その妻がどのように使われているかを知るために自腹で料亭を食べ歩く事で、どうしたらこの葉っぱが売れるか…というヒントをつかみそれを実践に移す。
過疎で補助金をもらう事しか生きるすべがなかった農村が、葉っぱを売るという事で生まれ変わり、今では年収1000マンを越す80歳のおばあちゃんも出る始末。
この本を読むと、奇跡のリンゴと同じような、「人間真剣になれば、何でも出来る」という事を改めて再確認。奇跡のリンゴの方はね首をつる瞬間にヒントを見つけるし、この葉っぱの人は、15年くらい一度も給料を家庭に入れなかったし、その15年間、一年のうち1日しか休まずに一日12時間働いたとか、最後は心筋梗塞で倒れて死ぬ寸前だったとか…。
私がここまでするとはとうてい思えないし、する事が良いとは決して思わないが、ここまでやらなければ、本にはならないのだろう(笑)
この作者の「成功の秘密」が大変いいことが書いてあった。
・現場主義
・女性と高齢者を主役に
・「気」を育てる
・仕組みを作る
・的を射る、場面を作る、渦を巻く
→渦のポイントは「場面→価値→情報→仕組み」
・葵のご紋作り
・人と人の絆
これはすぐにでも自分の仕事に行かせると思う。
おしん 完全版 少女編 [DVD]
有事立法、教育問題、その他現代日本がかかえる多くの課題がある今、この作品はそれがドラマ化された頃の状況とは異なっているにもかかわらず、全く色あせることなく私たちに訴えるテーマを持った素晴らしい作品だと思います。もう一度近代日本が歩んできた道を振り返り、今後への示唆を含んだ作品だと思います。是非、多くの人に、特に政治家には見てもらいたいと思います。さらに、次代を担う中高校生や若者に、その保護者の方々にも見て頂きたいと思います。この作品が国外、特に途上国で絶賛されたことは十分に納得出来ることです。何度見ても、感動させられる秀逸で含蓄のある作品です。
生涯現役社会のつくり方 (ソフトバンク新書)
私は、地域で社会福祉事業を展開する法人の事務局に勤務するものですが、以前研修で横石社長のことを知り、現地のセミナーにも参加をさせていただき大変感銘を受けました。
ただし、それは私一人が知っていても意味がないことであるため、その後2名の職員をセミナーにさんかさせましたが、すべてのスタッフに知ってほしい事柄や私どもの日頃の活動のヒントが凝縮された書籍であると思っております。
そこで、手始めに来年度の新卒内定者7名に同書籍を配布させていただき、レポート提出活用をさせていただきました。
私が思うのに、横石社長は第二の「小倉昌男」かなって思っています。
秋刀魚の味(TV版) [DVD]
同じスタッフによる前作の東京物語のリメイク版よりも良いリメイクだと思います、なぜこちらのほうが良いかといえば、嫁ぎ遅れそうな娘の縁談という題材そのものが東京物語よりも現代的ということでしょう、配役もミスキャストのない現在望み得る最高の俳優人と思います、
一点だけ気になって仕方が無いことは、セリフがオリジナルのままであることです、製作者側とすればどうしても一度オリジナルとおりに再現して見たかったのだろうと思いますが、違和感は払拭できません、現在普通に使われている丁寧語にすればもっとリアルな印象を受けるさらに親しみやすい作品に成っだろう考えます、