マフィアとルアー (星海社文庫)
理解していたと思っていた人に別れを告げられたことと、理解できない人種の人と通じあえたこと。それぞれの場面の描き方のみならず、この対比が秀逸。そうさ、フラれたなんてルアーを引っ掛けて失くしたのと一緒だ!でもわかりあえた瞬間は嘘じゃないんだ!!
変ゼミ 1(Blu-ray)
商品が届くのをかなり楽しみにしていました。本日届きました。
中身について言えば、ほんとうに素晴らしいですね。
通常のプラスチックケースの blu-ray に比べると、むしろ CD に近い省スペースのジャケットにもかかわらず、美しいブックレット。
あと、変ラボ女子会も、freemium の付加価値が十二分に出せています。女性声優さんたちの顔出しトーク。素晴らしいですね。
本編映像も OA とパッケージ版が両方入っていて、差分がチェックできるようになっている。
このコスパは、アニメオタク過ぎない完全に普通の人に対してもおすすめできる一品だと思います。
もともと、OA のときから、本作の映像の作りはすごくクオリティが高いと思っていました。
ぜひ、このクオリティのアニメと blu-ray のレベルからすると、十分にビジネスになっていることを祈らずにはいられません。
こうした作品がしっかりとビジネスに乗るように、これからも日本のアニメを心から応援していきたいです。
と、大きな話をしたくなるくらいの素晴らしい商品でした。
変ゼミ 1(DVD)
大学生の少女が「変態生理ゼミナール」、
通称「変ゼミ」に入ったことをきっかけに
メンバーや教授たちの変態的な言動に関わっていく話。
1話15分で短いエピソードばかりだが、
下ネタのオンパレードでかなり過激。
単にエロティックというだけでなく、行き過ぎて
グロテスクなだけの表現も多々あるため、相当に人を選ぶ作品。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)
この作者、知ってはいたのですが今回初めて読みました。
良いです、面白いです、キャラクターが魅力的です。
特に探偵となる病院阪黒猫は最高です。
ミステリというよりは青春小説として読みました。
読後、タイトルに「なるほど」と思わず膝を打つこと保証します。
傑作というわけではないですが、非常に心に残る作品です。
保存用にもう一冊買ってしまいました。
変ゼミ(4) (モーニングKC)
この四巻では、これまであまり掘り下げられる事のなかった、
というか作中の流れから殆ど注目されなかった
キャラの人間チックな部分が顕わになります。
1〜3巻は所謂ぶっ飛んだ性癖をあられもなくストレートに
描写していたため、変態的な要素が主軸に描かれていたと思います。
つまりキャラクターはテラーでしかなかったのです。
しかしこの巻から徐々にキャラクターの日常から過去や人間関係が
明らかと成り、一話一話がストーリー性を帯びてきます。
といってもやっぱり変ゼミ。
随所に思わず「うっ…これはちょっと…」となるような、
もしくは「ギクッ!!これ、私も考えた事あるわ…」というような
冷や冷やもののネタが満載となっています。
あと個人的に、アンナがこれからどういう位置づけになるのかが気になります。
男を眼で虐げるドSキャラはこれまで色んな漫画で散々見てきたので
欲を言えば、ここぞという場面で主人公の松隆以上に
とんでもない被害を被るトホホ系キャラで突き進んでほしぃと思いました。