エイリアン通り(ストリート) (第3巻) (白泉社文庫)
「エイリアン~」の登場人物の中でも、一番好きだったのがセレムでした。この巻には、そのセレムが自分自身の価値というものに悩む姿が描かれます。「考え過ぎて自分で自分を狭めている所がある」というジェル君のセレムに向けられた言葉は、まるで自分自身に向けられたように感じられたものです。文庫化され、この作品を十数年ぶりにもう一度、味わうことが出来た幸福に感謝しています。
Super Junky Alien
ジャケットに漂流教室、裏には本格派ロールプレイングミュージックの文字がありプレステのゲームの裏面をパクったような仕様になってます。これだけでジャケ買いの要素はそろってます。当時の私の印象はハードコアサウンドといった感じで、バックのサウンドは知ってる限りではプログレスラッシュバンドのヴォイヴォドさんに似てるような印象を受けましたが、まあ別物と言えば別物でしょう。今だとミクスチャーというジャンルに分類されるのでしょうか。またそういうジャンルが好きな方にはおすすめだと思います。
僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 (新潮文庫)
障害認定ほどではないが私も同じエイリアン的傾向を持っている。そのために地球人の意見を知りたいと思い、この本を買ったのだがちょっぴり期待はずれだった。
話手側のフィルターが掛かっており、地球人が書いたというには違和感がある。本当に宇宙人と暮らす夫側からの意見がほしい。
アスペルガー星人はアスペルガー星人なりに苦労しているのはもうわかっているので、地球人の意見こそ聞いてみたいもの。地球人が何を考えているのか、アスペルガー星人にはわからないのだから。
エイリアン アンソロジー ブルーレイBOX(4枚組)(初回生産限定) [Blu-ray]
DVDBOXをもっているのに買ってしまいました。でも映像は凄く綺麗だし、DVDにはなかったコンテンツもあって満足。
劇場公開版と完全版が入っているのも良い。
ただパッケージはしょぼいですねBOXとは呼べないシロモノです。
今撮ってるエイリアン1の前日譚はどうもこのシリーズには含まれない単品作品として製作されているらしいので、多分ですがそれを足してまたBOX化されることはないのではないかと思います。
思いたいです。
楽しき人生 [DVD]
私自身中年の世代ですが、この映画を見て一生懸命仕事をしてきた父親であり旦那さんである男性達のなんと不自由なこと。旦那さんを理解せず、子供の教育だけに興味を傾ける母親、妻。でもギヨンさんの奥さんは何気に柔らかい雰囲気。彼らはバンドを再結成します。一歩間違えばムサいバンドになってしまう所をチャン・グンソク君がキュッと引き締めてくれ、若返り、ロック色を強くしてくれます。これが違和感ないんです。楽器も持たないヤボったいオヤジ3人が、グンソク君に連れられギターを買い、ファッションを替え、タトゥーを入れ、ヘアメイクまでしてステージファッションがあか抜けていく様相がなんとも良かったです。笑えます。
そしてなんと言ってもラストシーンのライブがとにかく良かったです。
ジーンと感動してるのか、自分でもわからないんですが涙が流れて止まらないんです。歌が、ステージが、メンバーが、観客席が全部一体となり、とてもあったかい気持ちになります。曲がとても良いです。サントラを買おうと思うほど。しばらく余韻に浸ってしまい、そのシーンを思い出すだけで涙が出ました。
ライブシーンは何度リピートしても、涙が出てしまうだろうと思います。一度は見てみて欲しい映画です。