とにかく、やたらと敵の数が多いです。下手すると画面の殆どが敵で埋まってしまうくらい、とにかくわらわらと出てきます。 ただし、敵単体の強さはそれほどではない(NORMAL)ので、操作キャラ使ってばっさばっさ切り倒すもよし、レギオンを召喚してタコ殴りにするもよし。 レギオンは数種類いて、剣術が巧みだとか自爆するとか(!)、それぞれに違った特性があるので、組み合わせによっても様々なプレイが出来ます。 しかも、ステージで得た経験値によりレギオンを育てる事も可能で、これによりさらにド派手で爽快な戦闘が楽しめます。 操作に関しても基本的な事は簡単なキー操作で直感的に出来るので、アクションゲームが苦手……という人でも安心です。 因みに、現在発売中のPC版は難易度がぐぐっと上がるので、初心者はPS2版を購入した方が無難でしょう。要求スペックもかなり高いし。 ただし。 起用されている声優(俳優)陣が、言ってしまえばへぼい。ジークに関しては台詞は殆ど棒読み状態で、感情移入は困難。 原作小説でも”無感情な男”として描かれてるジークですが……ここまで来るとむしろロボットか何かかと。 シナリオもかなり飛び飛びになっていて、アーシアなんぞいきなり出てきて勝手に感傷に浸る有様。 ゲーム性、映像のクオリティは非常にすばらしい出来なだけに、非常に残念です。 本来は☆四つものですが、シナリオと声を理由にマイナス一です。 ちなみに、シナリオが気になる人は、富士見書房から刊行されている冲方丁氏の小説『カオスレギオン-聖戦魔軍篇-』をお読みになる事をお勧めします。 何人かオリジナルのキャラやレギオンが出ていたり、ステージが若干はしょられていたりしますが、これはこれで楽しめます。
次が最終巻の為か、改めてジーク達の旅の始まりと終わりについて考える巻です。具体的な回想シーンなどは少ないですが、人が生きる意味について語られてる部分はなかなか考えさせられます。そして最後は…ぐっときます(泣) 他にも、怒りっぱなしのノヴィア、暴走するレオニス、いろいろ怪しい少女レティーシャ、ついにキレた(?)トール…など見所満載です(ぇ また、これはドラゴンマガジンに連載された短編をまとめたものですが、『原形を留めないほど加筆修正した』ということなので、連載を読んだ方にも楽しめると思います。
ドラゴンマガジンに連載されていた短編6編に書き下ろし短編1篇収録されていますが、一編一編とても読みがいがあり、またとてもよくまとまっていて、筆者の力量の高さを窺い知ることができます。 この作品はゲームをノベライズした長編版につながっていますが、そちらと違ってメリハリが効いていてとてもとっつき易いです。
鬼武者シリーズに似たアクションゲームで、よりスピード感があり豪快に敵をなぎ倒す戦闘は爽快感があり楽しめます。
難易度も結構シビアであり、ノーマル以上ではかなり手応えがあります。
ゲームが進むにつれ獲得できる特殊能力を育成するというシステムも、経験値獲得の喜びが増して嬉しいものがあります。
ただ、ゲームの展開が恐ろしく単調で、閉じられたステージで敵を全滅させる→次のステージへ進む。の繰り返しですぐに飽きてしまいます。
エンディングまではスムーズに進めば10時間ほどで到達してしまいますが、このシステムでボリュームを増やされるよりマシかと思います。
これは噂レベルの話ですが、決算日に無理やり合わせて発売されたため作りこみが甘くなったということです。
ゲームの演出はかなりまずく、奥深さを感じられない世界観にスカスカなシナリオで楽しめる物ではありませんでした。
小説なども出ているようなので、そちらを読んでおくべき、という事でしょうか。
キャラクターデザインは低年齢層向けな感じなので、ライトファンタジーが好きな人は気に入ると思います。
私はこのキャラクターに渋い英語の吹き替えが付いていることに終始違和感を覚えていました。
定価で買うにはきついですが、廉価版は安く手に入るので買って損はないと思います。
カオスレギオンという作品は、小説の連載中にゲーム化が決まった。この巻とゲームはほぼ同じストーリーで、ジークとドラクロワの対決の決着の部分に当たる。つまり、続きの小説は全てこの巻の過去に当たるのである。だからジークが他の巻で死ぬということは有り得ない。それでも、どの巻も息を呑む展開の連続で引き込まれ、ジークの身を心配してしまう。この巻やゲームを気に入ったなら、他の巻も読んでみることをオススメする。
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