小学生の時にテレビ放映をリアルタイムで見たときのイメージは、なんとスケールの大きい漫画だと感じた(当時、アニメとは言わなかったような気がする)。小学生を持つ親となった今の感想は、懐かしさを思う反面、感受性が低下しているのか、画面の粗さ等のトリトン本来のテーマとはかけ離れたところが気にはなる。しかし子供は正直だ、引き込まれるようにして見ている。特にその主題歌の持つ勇気を奮い立たせる様な音楽は今も昔も変わらない。子供たちは、このテーマソングが聞こえると、何をしていても静かに引き込まれてしまうようだ。長距離ドライブの時に、再生するには打ってつけの作品である。
力石 徹、トリトン、キカイダー、ウルトラマンレオ等、 完全無欠のスーパーヒーローではなく、どこか影と哀愁を漂わせるキャラクターを歌うことが多かったヒデ夕樹。 それらの曲が、彼の生き様とダブらせているようで興味深い一枚。 しかし、コンプリートを目指すなら映画『DOG FIGHT』の主題歌や、『ペットントン』にキャロット名義でゲスト出演した際に歌った劇中歌も収録してほしかった…
海の支配者ポセイドン一族に絶滅寸前まで追い込まれた人魚のトリトン一族。その最後の希望の光である「トリトン」は自分の出生を知らされぬまま陸上で育てられた。 あるとき、自分の出生を知ったトリトンはポセイドンと戦わなければならない運命を知るのだった… この作品、新聞で掲載されたものなので毎日が締め切りだったそうです。だからこそか、作者の力強い構成力がひしひしと伝わってきます。 トリトンの最期は少し微妙な感じですが、随所に手塚氏らしさを感じることができる作品であると思います。
どの曲も、素晴らしいアレンジで、良かったです。 特に、コン・バトラーVが格別でした。 残念だったのは、仮面ライダーメドレーに、永遠のために君のために、が入ってなかったことです。 本人も、「仮面ライダーの歌で、一番好きな曲」とライブで語っていたのですが。
アニメ主題歌のオムニバスCDは非常に多く、どれを買おうかと悩む方が多いのではないかと思いますが、昭和40年前後生まれの方には断然コレがお薦めです!男子ならマジンガーZに宇宙戦艦ヤマトにバビル2世・・・女子なら魔女っ子メグちゃん、キューティーハニーなどカラオケで人気の高い曲はたいてい収録されており、いまだに人気が衰えることのない名作(ハイジ、ルパン、オバQ、バカボンetc)のOPテーマもバッチリ収録されています。あと特筆すべきは、知る人ぞ知る「旧ドラえもん」の歌が入っている事です。私の周りの人の多くはこの歌を知らないのですが、私のように「覚えてる、歌える!」という方が結構いらっしゃるはず。また、大山のぶ代さんの声ではないドラえもんがあったなんて知らないと、いう方にも新鮮な驚きかもしれません。オールカラーの歌詞ブックも嬉しいです。ただ、哀愁を帯びた名曲の多い「終わりの歌」が大好きな方は、収録曲が対になっている「続・テレビまんが懐かしのB面コレクション」とセットでおそろえになると大満足間違い無しと思われます♪
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