53年頃からペッパーのインスピレーションに火がつき、58年くらいに燃え尽きた。
これは燃え尽きる前に一瞬おおきく炎が大きく燃えた時のアルバム。
だからこれはペッパーの最後の傑作といってもいいと思う。
僕は東海岸で黒人がやっていたこってりとしたジャズが好きで、アルトサックスと言ったらマクリーンやドルフィーを良く聴く。
ペッパーは白人でそれは音に現れているというか、きれいな音を出す。僕はきれいな音よりもバリっとした音が好きだから白人のジャズはあまり好きではない。
だけどアルトサックスのペッパー、テナーのゲッツ、バリトンのマリガンは黒人のスタイルとは異なるけど、黒人がやっていたジャズと真っ向勝負ができた
数少ないミュージシャンだと思う。
このアルバムの聴き所はなんと言ってもペッパーのアドリブに尽きると思う。泉があふれるごとく、魚がスイスイ泳ぐように朗々とアルトサックスが歌っています。個人的にはカール・パーキンスのピアノも好きです。よくツボをおさえたバッキングです。
このアルバムを990円で出してくれたレコード会社は偉いと思う。若い人のサイフのことを考えていると思う。ぜひ若い人に聴いてほしいと思います。
偉大なるべーシスト、ゴードン・エドワーズと日本を代表するミュージシャン達との競演! 生で観ることの出来なかった私には嬉しい限りの一枚です。太いボトムの効いたサウンドは圧巻です。さすが、PAPA・GORDON!!!
1950年代に米国西海岸を中心に活動していたピアニスト、カール・パーキンス。ネットで検索すると同姓同名のロックンローラーばかりヒットするので、なかなか見つからない。しかしジャズファンならブラウニーやアート・ペッパー、カーティス・カウンスなどとの共演があるから、聴いたことのある人は少なくないだろう。これは1955年、27歳のころ録音されたトリオ盤。ヴィネガー、マラブルという渋い人選のトリオで、仕上がりも渋い。 ところで、かれが子供の頃から身につけていたというピアノ奏法は、一風変わったものだった。左腕を鍵盤と平行になるように曲げ、肘で鍵盤を叩くのだ。左手のさらに左を叩くわけで、低音が増強される。なんだか変人のようだが、音楽はまとも。変わったテクニックを持っているだけで、超絶技巧の持ち主というわけではない。むしろタッチなどゴツゴツした感じだ。雰囲気はエディ・コスタに近い。 かれの基本はバップ。流麗さのない、くせっぽいタッチが不思議な味わい。作曲の才能もあり、自作曲がなかなかかっこいい。クールでドライな仕上がりだ。スタンダードをやってもリハーモナイズによってドライな感覚が前面に出てくる。この辺りがかれの個性だろう。
1950年代に米国西海岸を中心に活動していたピアニスト、カール・パーキンス。ネットで検索すると同姓同名のロックンローラーばかりヒットするので、なかなか見つからない。しかしジャズファンならブラウニーやアート・ペッパー、カーティス・カウンスなどとの共演があるから、聴いたことのある人は少なくないだろう。これは1955年、27歳のころ録音されたトリオ盤。ヴィネガー、マラブルという渋い人選のトリオで、仕上がりも渋い。 ところで、かれが子供の頃から身につけていたというピアノ奏法は、一風変わったものだった。左腕を鍵盤と平行になるように曲げ、肘で鍵盤を叩くのだ。左手のさらに左を叩くわけで、低音が増強される。なんだか変人のようだが、音楽はまとも。変わったテクニックを持っているだけで、超絶技巧の持ち主というわけではない。むしろタッチなどゴツゴツした感じだ。雰囲気はエディ・コスタに近い。 かれの基本はバップ。流麗さのない、くせっぽいタッチが不思議な味わい。作曲の才能もあり、自作曲がなかなかかっこいい。クールでドライな仕上がりだ。スタンダードをやってもリハーモナイズによってドライな感覚が前面に出てくる。この辺りがかれの個性だろう。
スウィンギーで小気味いいアルバムです。ギター・ピアノ・ベースのトリオで演奏されています。ドラムレスの為ピアノ・ベースソロでは心地の良い絶妙のタイミングでジムホールのバッキングを聴く事ができます。「モチーフの転回」ジムホールのアドリヴ作りのアイデアで1つのモチーフを転回させてアドリヴを構成させていくそうです。よく聴いてみると至る所にユニークなモチーフが存在するのがわかってギタリストの参考になるのではないでしょうか。
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