秋田犬を絶滅の危機から救い、秋田犬の父と言われた男の実話である。
終戦直前の1944年、本書の主人公である澤田石 守衛(さわたいし もりえ)は突然秋田犬を買う決心をする。戦中にあって人間が生きていくのもやっとの時代に、月給の5倍もの値段の犬を買う。誰が聞いても正気とは思えない。家族の当惑や失望も無理からぬことである。当時飼い犬は軍に供出しなければならず、犬たちは毛皮にされ、あるいは食され、戦地に送られた。その事実が守衛を打ち負かしたのだ。国の天然記念物である秋田犬も例外ではなく、当時日本に残っていたのは十数頭だったという。それも洋犬との交雑が進み、もはや本来の姿かたちとはかけ離れた犬になっていた。
守衛は秋田犬があるべき姿を求めた。単に外見を見るだけでなく秋田犬が持つ北国の猟犬としての気性を同時に重んじて犬の繁殖に努めた。時として彼の無骨な生き方は家族にも犠牲を強いたが、彼は決して利己的な道楽者だったわけではない。貧しい村人の暮らしの助けになることはいとわずにしたし、犬を金儲けの対象として扱ったことは一度もなかったのだ。
高度成長期の激しい流れの中にあってなお、自分の足元をしかと見据えて生きる。自分が本当にしたいこと、なすべきことを知っていることが、こんなにも人を強くするのかと感動した。今日の豊かさを当たり前のように享受している私たちが、どこかに忘れてしまったもの、失ったもの、けれどしっかり血の中に残っているものを守衛は教えてくれた。
20代でしたか、はじめてよんだのは・・・・
いま50歳ですが、もう号泣で、気持ちはあの時へと、戻っていました。
生、死、作品は年月に耐えながら、それぞれ読んだ方々の中で、何度も思い出される気がします
30年の時が過ぎても全く、色あせることがなく、読みごたえがあります。
今頃は、いとも簡単に「感動をもらった」とか「感動を与えたい」とかいうので、この言葉を使う時語彙の不足かと悩んでしまうが、この本は、あるべき野球の原点をつぃており、真の意味の「感動」がある。 ナベツネもアホコミッショナーも読んで泣ける位ならまだ救いがある。 勝負もある極限を越すと、敵も味方も一切超越する。 こんな経験をした選手は生まれてきてよかった。心からうらやましい。
組み立ては15分程度。そこまで複雑ではないのでサクサク組み立てられました。 安定感もそこそこ。いい感じです。
斜めから見ると可愛いんですが、真っ正面から見ると、インベーダーゲームを思い出しますw でも、やっぱかわいいです。
昨年の10月に、こちらの会社で愛犬の写真を使ってオリジナルのレポート用紙を作ってもらいました。あまりに可愛く出来上がったので自慢してたら、ちょうだい!ちょうだい!って言われ、誰かれにパーっとあげちゃいました\(^o^)/ 気が付けば自分の分がほとんど無くなってしまい・・また再発注(^◇^;) ついでに友人もワンコの写真持ち込んで大量発注。それを聞いた動物病院の先生も猫バージョンで発注って訳で、インターネットでも注文受ければいいんじゃないと、私のリクエストで販売を始めてもらいました。ペット飼ってるかたにオススメです!
|