この番組では第1部・第2部で主人公・拝一刀の息子・大五郎が一刀に「ちゃん」と呼び掛けるシーンが評判を呼び、この親子をパロディにしたCMが放送される程の人気を得て、それと同時に主婦層の人気も獲得したんです。
何もかも懐かしいです。
昔、テレビで実写版のイメージが強くはっきりいって苦手でした。 その流れで漫画も興味がなく、興味を持ったきっかけはひょんなことから耳にした橋幸夫さんが歌う子連れ狼の歌でした。 年を重ねて気づくいい歌で、歌詞の内容からイメージが膨れあがると漫画も見たくなり、いきなり新・子連れ狼を見てしまいましたがすごくいいので改めて最初から買い始めました。
作画の方が変わりますがどちらも素敵です。違和感ないです。
本当にこだわりを持つ方は色々意見が分かれると思いますが、 そういった見方を意識せず引き込まれる話の内容や絵の静けさがあります。
見終わった後にジーンとしたものがいつまでも張り付いて離れず心が落ち着く感じがします。 世界中で読まれ今も売れ続けている物には意味がありますね。人生の中で出会えて良かったとおもいます。
『子連れ狼』は、有名だけれども、私は読んだのは、これが初めて。
これが、日本の漫画か!と、驚嘆した。
血にまみれスリリングな、話の回によってはエッチな場面も入る、もちろん、ただのエンターテインメント(それこそが漫画、と私は思っています。)。 それでいて、全体に、情と悲哀があふれる。 話の流れの間、絵・コマの構図が良い。そんな中で、自然の美しさが見え隠れして、日本的。 絵の線の多さは、苦手な人も多いでしょうが、スクリーントーンを貼るのが苦手な私は、ああ、こうやって、線で処理していいんだ、と安心したりして…。
『残菊の宿』の口絵を見た途端、そこに描かれた女性の、線のふくよかさ、伝わるほんのりした艶に、これが女らしさというものか、と教わった感じ。
『御定書79条』は、スリの「早変わりのお葉」や十手者の「心の字洗蔵」が粋でかっこよかった。
圧巻は『黒鍬縛樽』の戦闘シーン。ほとんどセリフがなく、静かな雪国の場で、熱い死闘を見せる。 そういえば、『カムイ外伝』にも、音のほとんどない、緊迫した戦闘シーンがあった。「雀落とし」という段で、やはり寒村が舞台。こういうの、日本的なるもの、という気がします。
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