某レビューにて、シェラックのライブ映像を全編収録!というのを真に受けて購入しました。
しかし、収録されているのはCROWとSPOKEの2曲のみ。
EXTRAコンテンツの全編収録というのは、ライブが丸ごとではなく曲単位です。
パッケージを見て、EXTRAコンテンツに自分が好きなアーティストの名前がある&ATPの何たるかを見てみたいという人にはオススメ。
フジロックが好きな人は見てみると面白いかも。
ここからは個人的な意見ですが、SHELLACの2曲だけでも最高…
100%あり得無いけど、SHELLACとSLINTは単独完全版をDVDで見たいです。
内容は良いが、宣伝文句が誤解を招く書き方だったのが少し…
ですがそれを差し引いても、貴重な映像満載の作品です。
間にライブ盤を挟みつつ、約2年半のスパンでリリースされた通産7枚目のスタジオアルバム。初聴時には「これまでで一番MOGWAIっぽくない!」作品だと感じたが、繰り返すうちにあぁやっぱりMOGWAIだと思えてしまう、その世界観はものの見事に健在。
特に"HAPPY SONGS"あたりで印象的だった感傷的な単音の鍵盤フレーズとはまた異なり、今作ではベッタリと平面的に敷かれるKeyフレーズが各所に目立つ。ときに宗教音楽のようにも、無機質なビープ音にも響くそれを下敷きに、それぞれに表層を変えたコンパクトな楽曲が並ぶ。
歪んだベース主導のドライヴ感のある楽曲や、ヴォコーダーを通したボーカル入りの曲、あるいは柔らかな昂揚と共に白光色の彼方へ昇っていく楽曲など、それぞれにフックが効かされた楽曲群。そのためか、前作以上に各トラック個別の独立した感が強く、アルバムトータルでの押し出しは弱く感じる。この辺で評価が分かれる気もするが、個人的にはアンセミックな楽曲不在の物足りなさを感じこそすれ、耳障りの良いバリエーションに富んだ轟音ナンバーの詰め合わせ、といった内容は素直に気持ちよく、悪くないと思った。
と思ったのだが、聴き進むにつれ、パターンが見えてくるとだんだん飽きてきた。演奏テクニックにあまり興味がないものに、インストのみで聴かせるのはなかなか難しいのね。
2010年現在、3作目にあたる『28ヶ月後(原題:28 MONTH LATER)』が制作中の28シリーズ。
その記念すべき第1作目にあたる『28日後(原題:28 DAYS LATER)』のサウンドトラックです。
サントラのレビューなので映画の説明は省きますが、このサントラ、作品としても非常に良作だと思います。
作曲者John Murphyの楽曲はゾンビ映画のサントラにも関わらず、追いかけ回される時に流れるようなスピーディで迫り来るような楽曲は必ずしも多くはありません。
それよりも絶望感を募らせるような楽曲、アンビエントで浮遊感のある楽曲やノイジーにかき鳴らされるギターをフィーチャーした楽曲など、これまでのホラー映画とは違ったテイストの曲を使用し、他の同ジャンルの映画と差別化がうまくできているなと感じました。
中でも次作でも少し変えて使われたシリーズのテーマ曲とも言える絶望的なナンバー、In The House - In A Heartbeatは名曲です。映画をすでにご覧になった方はさらなる絶望感を味わえるのではないでしょうか(笑)
また、作曲者以外のミュージシャンの楽曲も3曲収録されています。
アンビエントミュージックの巨匠BRIAN ENO、チープなシンセ音を効果的に使ったインディーロックバンドGRANDADDY、エンディングで流れる不思議な雰囲気を持つエレクトロニカバンドBLUE STATES。
どれも良曲で映画のシーンをより印象づけています。
・・・といろいろと誉めまくってますが、やっぱりサウンドトラックですのでまずは映画を観てその後、本サントラを楽しんで頂ければより鮮烈に生々しく響くと思います。ぜひ、映画と併用してお楽しみください。
ちなみにどうやら現在もコピーコントロールCDしか出ていないようです。。。購入の際はご注意を!
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