驕る平家の赤旗が、風に吹かれて、切れ切れに、切れて飛び散る壇ノ浦。 琵琶の名手、盲目の芳一が安徳天皇墓地で平家の怨霊に囲まれて、 琵琶を弾き語りする小泉八雲作の怪談である、 この場面と耳を平家の武士に引きちぎられる場面がクライマックスに思う、 これは、名作と思う、 若い人には是非に!キンドルHDで、本は無料なのでゲームは、しばし休んで、 この名作を読んで欲しいと思います。
古典を上手くやる名人は数多あれど、古典の精神を熟知しそれに則りながらも破壊力満点の危ない落語にしてみせるのはブラック師匠以外にはいないのでは?『道具屋・松竹篇』はもちろん『道具屋』、『紀子ほめ』は『子ほめ』の大家を口うるさい漫画家に、与太郎をボクサー三兄弟を育てた父親に変えて、どんどんあらぬ方向に行きながらも、最後はやっぱり『子ほめ』で見事に締めくくってみせる(オチじゃなくて話芸として)。『マラなし芳一』は林家三平伝説の高座『源氏物語』の手法を借りて迫力満点。職業・落語家なだけじゃなくて、落語通。きわどいネタの数々もブラック師匠の手にかかれば古典落語と絶妙な化学反応を起こして名作になる。落語とトンデモを究めた名人芸を堪能する至福のDVDですね、これ。
耳だけお経を書き忘れて、耳だけなくなったという芳一の物語として記憶しています。 子供向けのものを小さいときに読んだだけなので、原作を読んだことがありません。 怪談には、なにかの人生訓が入っていると思うと、怖さが少し和らぎます。
「共用品」という耳慣れない言葉と、カバーのイラストが気に入り、購入しました。
誰もが暮らしやすくなるという、「共用品」という「思想」に、今まで気づきもしなかった視点をいただきました。
シャンプー容器のギザギザや、電化製品のスタート音など、体の不自由な方だけでなく、誰もが便利に暮らしやすくなるアイデアが、たまたま出来上がったのではなく、様々や考察を重ねながら、20年間も取り組んでいた人たちがいたと知り、頭が下がる思いです。
また、世界の中でも、日本が牽引役になっていると知り、うれしい思いがしました。
単に、「共用品」を拡げるという本ではなく、社会に対する見方を教えてくれる一冊です。
一人でもたくさんの人に読んでもらい、この想いが拡がることを願います。
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