人から教えてもらったマンガなのですが、凄く笑えました。久々のエロギャグマンガですね、これは。
ストーリーはダッチワイフロボットとして作られたユリア100式(表紙の女性)。挿入されると一生その人専用のものになるのだが、ユリア100式を作った秋葉博士に挿入されるのがイヤで家出。たまたま出会った大学生のところに転がり込んで居候。お世話になっている大学生のためにいろいろと一生懸命頑張るのだが、ダッチワイフロボットとして作られた定めなのか、どうしてもエッチな方向に思考が走ってしまい、別な意味で助けようとしてしまう。大学生には許嫁がいるため、ダッチワイフロボットといえども交渉するわけにはいかない。はたして大学生の貞操は守られるのか!?
ユリア100式以外にもお姉さん型ロボット(105式)、少女育成型ロボット(108式)、ユリア100式に対抗するためにアメリカで作られた大味なロボットやニコイチロボット(読めば分かります)などいろいろと出てきます。
ダッチワイフロボットが完成してからのマンガなのですが、花魁ロボット(今風に言うと泡姫ロボット)を作るところまでを描いた本として「プロジェクト・ゼロ (ハヤカワ文庫JA)」というのがあり、それを思い出しました。
著者が違いますし設定も違うのですが、それでもつながっているところはつながっているわけで、作るときも作った後も大変だなぁと思いました。
とにかく声を出して腹を抱えて笑いたい人にはオススメのマンガです。
ユリアのダッチワイフ的思考が面白く、毎回のオチもしっかり笑えるものになっている。
エロはまぁまぁなのでおかずにするにはちょっと破壊力不足。普通にギャグマンガとして楽しんだ
方がいいと思う。
値段は内容に比べてちょっと高いかなと思わなくもないが、エロマンガだと思えば許容範囲。
巻末のおまけも爆笑もの。
次巻で終わりですが、そんなに人気なかったのか?もしくは、最初から短期連載だったのか・・・
まあ、長く続けるのはつらいものがあっただろうけど。この展開だと・・・
最近のヤンマガの中ではそれなりに楽しめました。
次回作に期待します。
「ユリア100式」のノリを期待して購入しました。
読んでから気付いた。これは“エロ漫画”。
だから、コメディ要素は、ほぼ皆無。
普通のエロ漫画でした。
実用性については、作者の絵が好きな方は高いと思います。
結論を言うと、「ユリア100式」が好きだから購入すると後悔するだろうし、
この作者の描く絵が好きだから購入すると幸せになれる。 そんな本だと思います。
私は、上記の気持ちが半々だったので
「持ってて損はしない」という気持ちです。
ただし、コメディを期待して買ったので、星は1つ減らさせていただきました。
(いい意味で)とんでもなく馬鹿馬鹿しい漫画があるらしいとの噂をネットで聞き、手にとって見た漫画−−それがこの、「ユリア100式」でした。実際に手に取ってみて、そのキャラデザ、設定、トンデモシチュエーションに惹かれ買い続けること12巻。遂にこのたび完結となり、読者としては寂しいようなほっとしたような何とも複雑な気持ちです……。
途中、中だるみと言われる(実際否定は難しいと私も思います)展開にと陥りながら、しかし最後の辺りでの纏め方は変に強引なものにとせず良かったと思います。"性"という日常においては大っぴらに口にするに憚られるものを、明るく正面から向き合うべき当然の事柄としてはっきりと口にするユリアはとても好感の持てるキャラでした。その(あくまで善意からの)暴走を毎度プロレス技で強引に黙らせる瞬介は、日本社会の閉鎖性と読者の内面の気恥ずかしさの体現したものだった気がします。
どんどん増えていく姉妹に「ねーよ」としか言えない毎度の事件、それでも物語の根底に常にあったのは「各キャラの性の問題の内包と隠蔽、それに対してのユリア達の示す解決」であったと思います。瞬介自身が物語の最後に身を持って示すが如く、「それ」は決して人に言いづらいからと放置しておいていい問題ではありません。それを気付かせてくれること、それだけでもこの漫画を読む価値はあると言えるのではないでしょうか。
いつか、本当にユリア100式が実現されると信じて。原田、萩尾両先生、連載おつかれさまでした!
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