ダーティーペア・美味しんぼ等、当時好きだったけど、お金が無く 後で中古CDを探したが見つからず、涙をのんだ歌が、ほとんど入っていて、 私的にはうれしい一品でした。
序盤からの明るく激しい派手なトリップシーンが象徴する味っ子の雰囲気とは異なり、どこか哀愁と寂しさの漂う最終章です。 『味』とは『料理』とは… 最も身近な『心』の部分を説いたこの終わり方にクリエーターの魂を感じました。 80年代を代表する伝説のアニメの一つと言えるでしょう。 今川監督は、原作クラッシャーと呼ばれる演出の風雲児だけど、その作品世界は喜怒哀楽のある人情豊かな物語で、吉本の新喜劇のような親しみを感じます。 関西出身の今川監督だから出来る笑いのセンスではないでしょうか? とても初監督作品とは思えない素晴らしいアニメです。 キャラクター的に面白かったのは、物語がシリアスになるにつれ丸井のおっさんがシリアス顔になる辺りは、Dr.スランプの則巻せんべいを思い出させる。 陽一の母親(法子さん)が妙に色っぽく、こんなアニメだったっけと、今見ると驚かされます。
アニメが原作を超えたと思う珍しい作品。
とにかく大げさ過ぎるほどの過剰な演出で毎回毎回笑わせてくれた。
実際にその料理が作れるのかということとホントに美味しいのかという疑問も吹き飛ぶほどの凄まじさ(笑)
見ている側としては「味皇様が美味いとおっしゃるんだからそうなんでしょう」と納得するしかなかった(笑)
しかしその強引ささえも大した問題ではない。料理バトルの弱点として「後に料理を出したほうが勝つ」という常識を覆すことは出来なかったが、オープニングとエンディングの曲がいいこともあってやはり好印象だ。
焼きそば対決がメインのこの巻、多種多様な焼きばが登場します。
オーソドックスなものから、デザートにアレンジしてるような味っ子らしいものまで。
さらに下仲さんのカッコイイところもみられて、大会本選出場者も決まりますのでまた次の話が楽しみになる巻でした。
第1話の読切短編と思われるお話は、陽一の息子が主役なのですが その後、連載となったと思われる2話以降は、どうみても陽一が主役。 結局、「帰ってきたミスター味っ子」にタイトル替えした方が わかりやすいんじゃないでしょうか。 第1話は、食堂をつぶしてビルを建てようとする勢力に陽一の息子が 店の存続をかけて勝負を挑み・・・と、どっかで見たような内容。 第2話以降は、陽一帰国編~丸井シェフ復活編まで。 味皇亡き後、陽一と味皇料理会の関係は、その方針をめぐって悪化 丸井シェフまで追い落とし、失脚させていた・・・ 年月による絵柄の変化から、前作のような明るさがなくなってしまったのは 少々残念な感じで、しかも味皇なきあとの料理会が、権威をふりかざして 非道を行なうような組織に変わっていてショックでした。 息子は塾通いをさせられて、出番さえなくなっており、どうやら主役は 陽一で行くようですね。しかし、陽一がどうにもボーっとした感じで 前作のような、スカッとする展開が期待できないのがつらいです。 したがって星は、可もなく不可もなくということで星3つです。
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