イーグルスを知っていても、ドン・フェルダーを知っている人は少ないかもしれません。
でも、あなたがもし、イーグルスのファンだったら、いや、ロックバンド自体に興味のある人ならば、
読んでみることをお勧めする本です。
この本には、沢山の驚きが詰まってます。
まず、最初に感じるのは、 本の冒頭に書かれた、ドン・フェルダーの謝辞で、ドン・ヘンリーとグレン・フライ以外のメンバーに感謝を述べている点で、「これは、メイン・ボーカリスト2名と確執があるんだな」ということです。
本を読み進んでいくうちに、その内容が明らかになりますが、これは、片方だけの言い分であるため、すべてを鵜呑みに出来るかどうかは、読者の判断になるでしょう。
それ以外の驚きは、オリジナル・イーグルスのメンバーであるバニー・レイドンとドン・フェルダーが、昔からの友人だったこと。 また、あのデュアン・オールマンにスライドの弾き方を伝授されていたこと。 フリートウッドマックを脱退した直後のピーター・グリーンを下宿させ、ひょっとしたらバンドを組んでいたかもしれないこと。などなど
その他にも、家族と離れてツアーに廻る(ロックバンドのさがとも言えますが)つらさ、家族愛との間で生まれる葛藤を描いたすばらしい物語でもあります。
最後まで、飽きることなく読みきれること間違いありません。
『たかけんさん』がこのCDの音質のよさに驚いていらっしゃるので、 私が知っていることお伝えすることでお役に立てるのではないかと思います。 私は世界的に有名な録音エンジニアの方とたいへん懇意にさせていただいておりますが、 その方から次のようなお話をうかがいました。 『はいっ!!われわれ業界人もリンダ・ロンシュタット/ネルソン・リドルは、 今も生き続けるリファレンスです。名演奏と歌、そしてミキシングです。 そのミキシングをした全米エンジニアの巨匠、ジョージ・マッセンバーグは来日時、 あれはまだ不満が有ると発言して、絶句。我々のお手本ですから。 CDジャケットに、ジョージ・マッセンバーグが大きく表示されて居ることさえ驚きなのに、』 ということです。 プロが音決めのリファランスにしている音質なのですね。 普通はなかなかエンジニアの名前まで、ジャケットの表にクレジットされないのに、 ということでジョージ・マッセンバーグのすごさがおわかりいただけると思います。
長年、コンサート部分は輸入版のビデオで楽しんでたので(というかコンサート部分しか楽しめなかった)、日本版のDVDという事でドキュメンタリー部分も楽しめたのは歓迎すべき事ですが…4枚組? リーリスする順番が逆だろうよ、何考えるんだか まったく! しかしロックンロール詩人だとか、あれだけ[知的な詩]がチャック・ベリーの魅力だという発言があるのに何故、訳詞が画面に出ないのか?台詞の訳とは別に歌詞の訳選択機能をつけて欲しかったなぁ〜 最低歌詞カードはつけるべきじゃないのか?
まず初めに断っておきますが、リンダの最高傑作は、このCDでは12曲目までにあたるVOL.1の方です。これは初期から「風にさらわれた恋」までの中から選曲されたものですが、選曲ほもとより曲順も細かい配慮がなされていて、トータル性が強く感じられる傑作です。リンダの選曲のセンスの良さもこの頃がベストでした。このアルバムを聴くと、会ったこともないのに強く惹かれてしまう。そんな珠玉の作品です。 13以降は、商業的にはピークを迎えた時期の作品集ですが、いかんせん曲の力が弱く、2番煎じの感は否めません。本来なら「グレイテスト・ヒッツ」と題された前者を推薦したいのですが、ほぼ同じ値段で2枚分入っているのと、ジャケットが良くなっている点を評価してあえてこれをレビューしました。ですから、このCDは一気に聴いてはいけません。同じ歌手でありながら全く別の作品が同居していると考えて下さい。12曲目が終わったら一度終了して、その後13曲目から再開するのが正解です。 ミス・アメリカと称されて一時代を築いたリンダもやがてポップ路線に行き詰まり低迷期を迎えますが、その後スタンダード曲に挑戦した「ホワッツ・ニュー」で鮮やかに甦ります。
わたくし70年代生まれで彼女の曲はリアルタイムでは聞いておらず、今もロック中心に聞いているんですが ひょんな事から最近このアルバムに収録されているLose Again を聞く機会がありました。 リンダの歌が始まった瞬間、その情感あふれるボーカルに思わず鳥肌が立ちました。 歌を聞いて鳥肌たつほど感動したのは初めてで、おもわず最後まで聞き入ってしまいました。 同じ時代の女性ボーカルでもより聴きやすいカーペンターズやアバなんかは一応聞いとくかって感じで、 一通りは聞いていたのですが、リンダといえば私にとって、80年代にヒットした ネルソン・リドルとの For Sentimental Reasonsなんかのイメージが強くて、「あぁ、あのスタンダードナンバー歌う退屈な歌手か」 ぐらいにしか思っていませんでした。(ファンの方すいません、でも今はFor Sentimental Reasonsも大好きです) 80年代はご存知MTV全盛のキラキラサウンドで僕もソッチの方をよく聞いてましたので、特にまだ中学生 だったということもあって退屈に感じられたのでしょう。 話は戻って、リンダ、ホントに歌が上手ですね。 こんなに張りのある歌声でドラマチックに歌いあげることの出来る女性アーティストを他に知りません。 このアルバムを今更ながら聴きこんで、カーラのことも知りまして、Restless Nightsや Karla Bonoffも 聞きました。 どなたか言ってらっしゃいましたが、リンダが大輪の薔薇ならカーラは可憐な白ゆりって感じですね。 好みは分かれるかもしれませんが、どちらも好きだなぁ。 ホントにいいアルバムに巡り会えました。
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