川端さん、西岡さんの著作は読んだことがありましたが、他の執筆者の方の文章は初めてです。
３．１１震災後に大きくパラダイムシフトが起こりつつあるように思えます。それは既得権益と既成メディアがこれまで行ってきた事の裏にあるものが少しづつ見えてきたのはということです。
貨幣によるマスコミ支配やマスコミによる情報操作、大企業、広告代理店等による消費誘導。
本書では多方面に存在するタブーといわれる、触ると怖い、触れない方が良い、そんな事象を綴っている。
個人的には食肉業界最大のタブー「ホルモン」のヤバイ錬金術、闇社会に喰いちぎられる3兆円生活保護マネーが興味深かった。
もちろん他のタブーもなるほどと思える文章となっている。
キャスティングの無理さに ドキュメンタリーとして 見れません！！３巻の中で一番 ドキュメンタリーとして見れないかも....
薄っぺらいですかこれ？この手の本のわりには
よく書いたんじゃないでしょうか。
まあ書いたのは本人ではないんでしょうけど。
この本に掲載されてる若い頃の写真を見ると
かわいらしくて爽やかで、ぜんぜん怖い印象を受けないですね。
写真の中でも1人違う容姿です。父親は石元会のヤクザ。
どのように稼いだのか疑問ですが、幼少期は割と裕福な環境で育ったみたいですね。
１万円かかるパンチを二週間に１回あてないと殴られ
地元によそ者を入れると殴られ
遊ぶ暇などなくてつねに喧嘩と集団生活
お金もない、睡眠もろくにとれない
先輩の○○愚連隊vs○○ロッカーズのタイマンを見ている最中に
睡魔に襲われて立ちながらこっくり。スペクターの頭とタイマンをはったり
とにかく現役の頃は大変だったようですが
そんな長かった喧嘩の日々に、引退と言う言葉で終止符が打たれ
開放感に浸っていた矢先に
関東連合が大田区で対立チームのメンバーたちを襲撃して
そのうちの１人が打ち所悪く死んでしまうというトーヨーボウル事件が発生。
この件については謝罪的な言葉が書籍内で繰り返されてあります（本心は不明ですが）
事件は当時テレビでも大きく報道されてました
石元氏は引退していたけど、リーダーだったという立場上、許せなくて行動したようです。
わたしは別に石元氏を擁護するつもりはないですし
本人も決して言い訳をしているようには見えませんが
他の方のレビューで、死んでしまった被害者をまるで
善良な一般人のように書いていることには甚だ疑問です。
わたしが当時のニュースで知った被害者は
頭は金髪で眉毛を剃りあげ、耳にはピアスをたくさんつけて
外見からはとても普通の人には見えませんでした。
その被害者が人様に迷惑をかけない人だという保障はないのに
（むしろかける側の可能性も）
被害者の味方をするような発言は少し違うんじゃないかと。
もちろん被害者の家族に罪はないということは付け加えさせていただきます。
例の海老蔵事件についてや上原美優さんの件について暴露みたいなものは一切なし
でもこれは当然でしょう。前者はただの喧嘩で、裁判もすでに終わったのに
今更口軽く語ることは男を下げるだけですし
後者は常識があれば亡くなった人のことを気安く語れるわけありません。
その辺りに期待して読む人の方こそ下衆なんじゃないかと、わたしは思います。
個人的には写真がもっと欲しかったです。
本気で受け取らないで、すこし疑いながら読みましょう。
不良の自伝というのは特にそういう距離感が大事です。
単行本のタイトルは『竜宮城』（2008年）。
当時著者はまだ三十路になったばかりだったというから驚きだ。彼が怒羅権の実像を追って竜宮城を彷徨いながら費やした時間と費用、そしてミイラ取りよろしく彼を取り込み蝕んだ竜宮城の魔性と住人達が抱える深い孤独や葛藤。
元通訳捜査官の坂東忠信氏（全著作のレビューを某SNSに書いた）とは正反対とも思える視点。だが、文学に限らず、表現者とは公に背いてでも私を貫くものであり、本来アウトローだったはずだ。
「規則は規則」「日本が犯罪者に蝕まれている」、そういう杓子定規で日本人的な視点からはまず見えてこない混沌とした現実が、ここに確かにある。
「偽造書類で90年代に3000名の中国人を日本に送り込んだ」とブローカーは語り、「中国残留孤児の9割は偽物」と坂東氏は告発する。
だが、1世の偽残留孤児あるいはその親類が明白に不法入国者であっても、2世や3世が生まれる場所や親に連れられてゆく土地を選べたわけではない。
既に種は撒かれた。たとえ望む者がなくともそれは勝手に芽を出し成長する。誰にもそれを止める権利はない。彼らが「祖国」と思っているのは、いや、だいたい彼らは自分を何人と思って生きているのだろうか？
飛躍して考えれば、釈尊の問題提起は「人はどう生きるのが幸せか？」であった。ベースとなる世界観こそ現代の科学知識とは矛盾するが、その方法論は依然有効なはずだ。
では、真善美とは対極にある彼ら新世代のアウトローが生き方とは。
それは野生世界そのままの弱肉強食であり、その指針は個々の欲望(時に他者や公益を食い物にする）だけしかないのではないだろうか。
本書の前では、どんなレビューも色褪せることだろう。
暖衣飽食が当たり前のゴータマ・シッダールタ王子の抽象的な絶望とは全く違った絶望の数々が、本書で繰り広げられている。
マイノリティー、いや、現代が抱える闇の一端を知りたければ、まずは読んでみることだ。
本書によれば、「今の歌舞伎町に何かあるんですか？」と20代の週刊誌記者が
したり顔で著者に言ったという。その言葉に著者はこんな風に反応する。
昔からなにかあったのか？ 派手な銃撃戦や人殺しがあれば、なにかがあると
言えるのか？ 小説や映画じゃあるまいし、現実の歌舞伎町に目に見える形で
なにかがあるわけがない。場末のバーやキャバクラにちびちび飲みにくるだけで、
「取材活動」をやったつもりになっているのか？
著者はそして、歩き回るというかほっつき回る道を選ぶ。
何があるかわからない土地で徐々に協力者のネットワークを広げ、
そこからまた新たな人脈が連なり、インタヴューへとつながっていく。
本書はある種のビルドゥングス・ロマンであり、
流した汗の分だけ真実がある、という言葉を思い出した。
ここに書かれなかったもっと大きな闇を見たい、という思いを込めて
星をひとつ減らしました。
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