jane's 二作目にして最高傑作!1stも良いが こちらの方が ポップでわかりやすい(勿論よい意味)。キラーチューン stop!!から 一気に最後まで聴ける ヘヴィ メタル+ファンク+オルタネイティブ 僕は10年以上前に買ったのだが いまだに 聴きたくなる。
彼らのことは前々から知っていたが、なぜかアルバムを聴く機会がないまま03年になってしまった。ところが14年ぶりに新譜リリースというニュースを聞き、新譜を買う前の予習という意味でこれを聴いてみた。 独特のグルーヴに独特のヴォーカル、とにかく他に類を見ない曲のオンパレードといった世界が広がってきた。メタルともファンクともいえるし、過去のバンドに当てはめようと思えば何かしら当てはまるかもしれないが、これがペリーファレルの言う「芸術」なのだろう。このアルバムリリースと同時期に活躍していた他のバンドや、後発のバンドにも少なからず影響を与えた1枚ではないか?ミクスチャーロックの金字塔ともいえる。
オルタナティヴ・ロックのパイオニアとして今なお多くの尊敬を集める、 アメリカ西海岸はL.A出身のジェーンズ・アディクションは 異端児だらけの米オルタナ・シーンの中でも一際異彩を放つ存在でした。 それは国籍不明の民族衣装を身にまとい、細身の体躯に猛禽類のようなギョロリとした瞳が印象的な ペリー・ファレルの容貌ひとつとっても窺い知ることのできる得体の知れなさ。 ポピュラーな編成である4ピース・バンドでありながら、 そのスケールを遥かに逸脱したどこまでもつかみどころのないサウンドを、 当時のメディア、特に日本ではどのように位置づければよいのか戸惑っている様子すらありました。 カバー・アートが物議を醸し、本国アメリカでは白地にバンド名だけのジャケットになってしまったことでも話題を呼んだ本作は、 さらに鋭さを増し、よりポップに進化した、紛れもないマスターピース。 メタルにサイケデリック、ファンクやダブや民俗音楽までをも余裕で丸呑みし、 全編ジェットコースターのような怒涛の演奏が繰り広げられます。 まるで泥酔したレッド・ツェッペリンのような、奇抜といえばあまりにも奇抜なこのサウンド。 しかしトランス的なうねりの中、一度この快楽に身を任せてしまえば、 後に待つのは底なし沼のようなヘヴィな中毒症状であります。 まさに90年代の混沌としたロック・シーンを暗示するかのような超越作。 こんなバンド他にはいません。
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