フェリックスとの激闘の末勝利しネロ主催の闘技大会への出場権を得たセスタスはシチリアへ向かった。 そこでのロクサーネ、ルスカ、エムデン、モンソンとの再開、今大会に出場する猛者達の登場などが今巻の見所。 ヴァレリアの件以降も度重なる苦労もあり精神的に成長を遂げたルスカですが、体格も良くなりすぎてることにはビックリしました。セスタスと並んでみたら一目瞭然でした。
セスタスの出る拳闘部門には、あのアドニスまでが…
今巻は今後の展開に関する重要な情報が集約されてます。 今後に目が離せません。
古代ローマの拳闘奴隷の少年の激闘と成長を描く作品。優れた画力で描かれる、個性的でエネルギッシュな登場人物群が血沸き肉踊る正統派漫画の世界を繰り広げる。作者のローマへの愛と、拳一つで運命を切り開く拳闘士への憧憬があふれた力一杯の作品は男女を問わず楽しめる。久々に次回配本を焦がれる漫画の登場!
本巻は衛帝隊の大乱闘の話。ボスのデミトリアス対その息子のルスカ、さらにデミトリアス対副長ドライゼンの因縁バトルでお腹一杯。
これがアクション漫画だ!といわんばかり、文句なしの面白さ。
皇帝ネロの出自やルスカの新しい恋話など、ほかの見所も多い。
それと細かいところですが、デミトリアスのしぐさがたまにプロレスラーそのものなのはちょっと笑えます。
前半はセスタス編,後半はルスカ編になります。 個人的には後半のルスカ編が面白いです。 どんどんセスタスが暗い性格になっていくのが ちょっと心配です(汗) ルスカ編はオクタヴィアとどう関わっていくのか,また アグリッピーナから離脱を図るネロがどうなっていくのか これからすごく興味が沸きます。
連載初期のやや「軽い」設定や描写は影を潜め、迫力の拳闘アクションだけでなく、ドラマ性も本作の魅力となってきました。
それぞれに架せられた運命という不条理を背負いながら、人々が舞台に登場しては去っていく、といった趣の骨太の群像劇です。
古代ローマを舞台に選んだことによってやや間口を狭めているのは否めませんが、皇帝から奴隷までさまざまな境遇の人間を描きわけ、ドラマチックに盛り上げているのは見事という他ない。
脇役、端役に魅力的なキャラが多いのも、作者の筆力の証明といえるでしょう。
同じヤングアニマル誌連載の「ベルセルク」「ホーリーランド」よりはおそらく人気と知名度で劣るものの、面白さではまったく負けていません。
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