鈴木さんは偉い。どう偉いのかというと 1)人間的に暖かくて、過度に深刻になることは野暮だと考える、 思慮に富みかつ粋なおじさんである。 2)演奏に関して、文句のつけようがない。 上記を同時に満たすクラシック演奏家が、日本に何人存在するのだろう。 もちろん私が知らないだけだろうけれど、言葉でも音楽でも聴く人を 深く納得させる演奏家に、いつも出会えるわけではない。それはたぶん、日本の優れた奏者の中にかなりの頻度で、上の2)だけが到達目標だと信じて 疑わない方がいらっしゃるからだと思う。 その鈴木さんの渾身の演奏です。どうぞ聴いてみてください。
BOXを買おうか迷っていたところにこのベスト版の発売で迷わずに購入しました。過去にベスト版の発売はありましたが、涙のぺーパームーンやバイバイサマー等がはいっておらず不満でしたがこれは満足の一枚です。ただ欲を言えば春霞恋絵巻が入っていれば完璧だと思いました。
放送法制は、原初の時代を除いて逐条解説、総合解説が少ない世界です(ざっくり本はやたらありますが)。いわゆる金澤本による逐条解説が有力説となりつつあるところ、過去の論議の経緯も踏まえ、骨太な論点をきちんとまとめてあります。詳細な議論にも耐えうるものとなっており、今後の改正論議等において、出発点となっていくことでしょう。
あまりにも有名なG線上のアリア。いろんな演奏で「こうも違うのかと楽しめます」
友達にも貸して聞かせました。思いがけずいいものを手に入れたという感じです。
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