ヨカナーンの歌唱が少し弱いかなとは思うのですが、とにかくユーイングの熱演には拍手です。 七つのヴェールの踊りでは、ユーイング自身が文字通り『体当たりの演技』を披露してくれています。 踊った後の少々お疲れモードはご愛嬌でしょうか?
サロメと言うと自分自身ではカラヤン&ベーレンスのイメージがやたら強いのですが、やっぱり映像付きと言うのは強力です。
久しぶりに当たりのDVDでした。
他の方のレビューで、曲が途中フェイドアウトを覚悟していたのですが、実際は半数以上の曲はちゃんと終わりまで収録されています。 200曲もあるので、「うわあ、こんな曲も入れてくれてる」と、微かな記憶から呼び覚まされた曲名不明お気に入りも発見できます。 こうして一気に聞くと、クラシックは特上のポピュラー・ミュージックでもあるのだな、とその豊かさに感無量です。
東京大学出版会の基礎数学シリーズは 非常に優秀である。 特にこの本は秀逸である。 線型代数の本としてはこれが 一番スタンダードなのではないだろうか。 叙述は明確で一歩一歩読むほどに 自然に理解されていく。 例の選択も良く、 演習問題にも割としっかりした解答がついている。 大学生になったらまずは線型代数、 と言う方に、ぜひお勧めしたい優良図書である。
一般大学に戦争学、戦史学すらほとんど無い日本において、中学生向けに戦争について西部氏が語ろうとした野心作。書いてある内容はほぼ公正であり、日本は悪いことをしていないとひたすら連呼するような馬鹿なことは書いていない。著者が著者だけに当たり前か。
人間の本性、国と国のあり方、ピースとは本来は平定の意味であること、日本国憲法前文・9条の歪さ、靖国神社に対するエチケット、アメリカが日本を守ることは絶対に無いことなどを説明している。
戦前の14歳ならともかく、劣化した日本人に育てられた現在の中高生でこれを読もうとし、さらに理解できるのは、かなりの読解力と確固とした意思の持ち主であろう。彼らが日教組に毒されず、マスコミにも騙されず、日本を誇りに思うリアリストに育つことを願う。
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