待ちに待ったウエストサイドのブルーレイ。 50周年を迎えることに期待し、DVD2枚組のコレクターズエディションを見ながらこのシーンはどうなるのだろうと期待していました。 さすがブルーレイともなるとオープニングから鮮明そのもので素晴らしい! しかーし!・・・2時間を超えたところで「クール」の10秒ほどの映像が変・・・ 明らかに他とは画像の調子がおかしくはないですか? ディティールまで拘り、アメリカ盤とは違うマスターまで使ったというのにこれはどういう事でしょう。 他のシーンや音が素晴らしいだけに妙に気になってしまいました。
特典に関してはアメリカ盤に収録されていた新しいドキュメンタリーを収録しているディスクが省かれているのは大いに疑問。 正直この点が購入をどうしようか迷ったところでした。 可能であれば、ブルーレイリリースの記念パーティーの模様も映像に残されているようなのでそれらも含めて別売して欲しいくらいです。
トリビュートCDも新たに企画されたものではなく。既発の音源の寄せ集めで至極残念。 DVDのコレクターズエディションの方が、冊子の内容や特典ディスクも含め50周年盤より豪華なのは皮肉でした。
デルモナコは、1940年代後半から60年代にかけて活躍した、世界屈指のドラマチックテノールです。「黄金のトランペット」と称された輝かしいトランペットのような突き抜ける美声は、追随を許しません。ドラマチックテノールというのは、乱暴に言えば、声が太く、強く、息のスケールの大きなイタリア系テノールのことだと思っていただいけばよいでしょう。一般には、イタリアンカンツォーネは、もっと軽くやわらかい声で歌われることが多いのですが、希代のドラマチックテノールの輝かしい声で歌われるこれらの歌をお聴きになれば、これらの歌の新たな世界を垣間見ることができます。値段も秀逸。
初めての利用で少し不安な点もありましたが、届いた商品は書き込みや傷一つなく、新品同様とてもきれいで安心しました。
おなじみ ドミンゴ カレーラス パバロティ それに メータ とくれば 出来が 悪い わけがありません! どれを とっても 超一流! それに みなさん おまちかねの オ・ソレ・ミオ の パバロティ 対 ドミンゴ、カレーラス 対決 も ありますよ! 3大 テノール を 初めて 聴かれる方は この CDから 入られたら いかがでしょう?
言わずと知れたミュージカルのオリジナルスコアによる演奏。
指揮は作曲者バーンスタイン。
TonightやMariaなど歌はもちろんのこと、台詞裏で流れるBGM、オーケストラだけによる曲、一部の効果音(決闘シーンのサイレン、フィナーレの銃撃音)も全て入っています。
さて、問題の演奏です。オーケストラはバーンスタインが集めたプレーヤーだけあって、文句の付け所はありません。難点は配役にベテラン超有名オペラ歌手を起用したこと。このため、歌謡がオペラ調で上品すぎる嫌いがあります。歌手はミュージカルのアクターあるいはクラシックでも若手の元気どころを使用して欲しかったと思います。なにしろ、ジーンズ履いた若者の間にタキシードスーツでびしっときめた大人が入ったような感じで、違和感があるのです。
それでも、作曲者自身の解釈を知る上ではこれ以上のものはないと思います。ウェストサイドストーリーには、いろいろなレコーディングCDが発売されていますが、全曲録音されているのはこのCDだけです。
ウェストサイドストーリーを全部聞きたい。バーンスタインの音楽を知りたいという人にはお勧めのCDです。なお、このCDのメイキングを記録したDVDもでています。《ウエスト・サイド・ストーリー》メイキング・オブ・レコーディング [DVD]
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