作品の数々です。 最初のヤン・シュバイクマイエルのお家に遊びに行ったクエイ少年(兄弟)のお話は他の作品と違いポップでかわいらしい。映画の撮り方を教えてもらったり、遊んでもらったり。ちょっと、微笑ましい。2作目の鳥獣が(女体の?!)罠にかかるさまも中々の見ごたえ。ストーリーオブクロコダイルはいうまでもなく「知覚する無機質」の美しさ。中でも内臓で型紙をとるシーンはお気に入りです。 スティール・ナハトは息づく少女の足元がなんとも言えずエロティックです。 ホント、DVDがないのが残念でなりません。
待ちわびた国内版DVD。
クエイの為だけにビデオデッキは設置したままという方や、海外版のDVDを購入した方も多く居られることでしょう。
いっその事Blu-rayでリリースしても良さそうなものですが、まだまだDVD主流の現在、カルト的作品にそこまで望むのは贅沢でしょうか。
ほの暗い性の隠喩に満ちた妄想の森に迷い込み、倒錯した悦楽に耽る半壊の人形達。
陰鬱で気だるい乾いた廃墟の中で、艶めかしく濡れて鈍く光る真っ赤な肉片。
意識と無意識の境界でまどろみながら繰り返される不毛な慰めと、果たされることの無い情事。
そして私達は、そんな世界に立ち会うというよりはそっと陰に隠れ
滂沱と流れる時間の中で忘れられた塵の一粒が、震えながら降り積もる様子までをも覗き見る。
クエイによって無機質の"物"が生(性)を受けて動き出すとき、そこに不思議な無垢の美しさと哀しさと愛嬌が生まれます。
同時に獰猛な肉欲の牙も芽生えるのですが、その肉欲の牙を、執事的な従属と諦念を持って奥ゆかしく隠すところがクエイの真骨頂だと思います。
そして、そこにこそクエイの求める快楽があるのかも知れません。
ともすればグロテスクで悪趣味になりがちなイメージを、慎み深く"隠に喩する"感性が素晴らしい。
捻じ曲がった欲望を、詩的で幻想的な世界を構築する要素に昇華させるところが、クエイ兄弟=映像の錬金術師と呼ばれる所以でしょう。
彼等の師・シュヴァンクマイエルの眼が客観的であるが故に直截的表現になるのなら、
クエイの眼は主観的であるが故に間接的表現になるのでしょう。
師弟共に心の奥をじっと見つめる姿勢は変わりませんが、クエイは最早あちら側(夢)の住人になってしまった感じさえあります。
これらの映像は、クエイ兄弟によって彼岸から此岸に届けられた、極めて私的な秘密のレポートとも見て取れます。
また、クレジットに使われているカリグラフィーの美しさも特筆ものです。
クエイ兄弟のセンスが隅々まで行き届き、発揮されていることが解ります。
唯一残念な点は、UK・US版DVD同様、「レオシュ・ヤナーチェク」(1983年)未収録という事です。これが収録されていれば完璧でした。
尚、上記商品の説明・内容紹介には記載されていない「ファントム・ミュージアム」(2003年)ですが、
発売元・東北新社に紹介されている商品詳細を参照しますと、Disc2に収録されているようです。
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