生ピアノ、ウーリー、ハモンド素晴らしい.カーネーギーホールという空間が醸し出す雰囲気がいい.演奏どうのこうのより,無条件にいい。レコードでも良く聞いていたがやはりcd買ってしまった。
斉藤誠さんのやさしさのつまったアルバムです。 一つ一つの曲がこころにしみます。 基本的にカバーアルバムですが、誠流のアレンジが最高! なのですが、個人的にはもっとギタープレイも聞かせて! とお願いしておきます。これが☆一つ減の理由(厳しいかな?)。 次のアルバムで期待してます。
週末の夜の大阪の街並みを巡るドライブには、『ブラック・レイン』のサウンドトラックが特別な効果を与えてくれます。
車窓に映る見なれた喧騒が、とても確かに、新鮮な印象で迫って来るんです。
ひとえには、本編に刻まれた外国人の視点による強烈な匂いを醸し出す“ケッタイ”な大阪(日本)の姿や、上映当時のバブル景気の繁栄と、その影に潜む虚無感など、いまの時代に在っては遠い異国の出来事ような残像が、視聴覚に蘇るからなのでしょう。
映画史上に名だたる傑作でもないし、ストーリー各所にも綻びや粗が目に付くのですが、そんな割り切れなさが、逆にまた、一筋縄ではいかない整合性のない大阪の街並みと相俟って、数奇な魅力をも感じさせてくれます。
スコアを手がけたハンス・ジマーの仕事振りには定評があり、錚々たるヒット作や話題作に招聘を記す実績を誇りますが、幾分どこか個性(メロディ)が弱い印象が拭いきれないのは、オーケストレーションに依ったムード優先の音作りがスタイルとして確立されているからで、本来それが映画音楽の在り方である以上は、自己主張を抑えた“便利屋”に徹する堅実さも、生き馬の目を抜くハリウッドの世界を住処にするには、妥当な歩みだと言えます。
但し、主題歌「I'll Be Holding On」の歌メロなどは、ハンス・ジマー流のブルース・ロック(emotion)が遺憾のない威力を発揮しており、グレッグ・オールマンの泥臭くザラついたヴォーカルが深い味わいを湛え、畢生の名曲に仕上がっています。
空気に映る息も白く、雨が続く夜明け前の大阪…
フロントガラスに弾ける滴の音、路面の水溜まりに滲む街並みの灯に、思いは巡ります。
オールマン・ブラザーズバンドのギタリストのアルバムとしてある種の 期待を持って聞くとかなりの肩透かしを食らわされます。 2曲ほど、グレッグ・オールマンがヴォーカルとっている点が唯一、 オールマンとの接触を感じさせるが、それ以外は非常にさわやかな、かつ スリリングなジャズ・フュージョンであった。 しかもこの人かなり若いんですよね(たしか20代のはず)? いやー末恐ろしい人物です。サザン・ロックはちょっとという方、これは 全然違う音楽ですので聴いてみてくだされ。
とにかくシンプル(楽器ごちゃごちゃしていない)で、ブルースの本質が浮き彫りになっているような気がします。
でも、ドイルブラムホール2ndのギターは、クラプトンからグレッグまで幅広い表現力で華を添えているのが凄い。
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