割引で1万円切ってなかったら買ってなかったかもしれない、というのはとりあえず置いといて(笑)。
特典ディスクは合計63分で、「スカイ・クロラ」についてのインタビューの他に、これまでの押井監督の映像作品の予告編などを年代順に紹介したものが入っている。24Pのブックレットでは、収録作品及び押井監督の作風などについて解説しており、どちらかといえば「スカイ・クロラ」で押井監督に興味を持った人向けのセットになっている。
日常と思い込んでいることの中に潜んでいるもの。自己と他者、個と全のつながりと途絶など、パト2や功殻などで扱っているテーマは「スカイ・クロラ」とも関連が深く、このボックスが入門者向けのものだと思えば、何故これらの作品が収録されたのかも納得がいくこと。
自分は映画を楽しんでから舞台裏を知りたいので、この特典ディスクを観るのは当分先だが、パト1、2と功殻が好きなわりにDVDをいまだ持っておらず、ダロスと迷宮物件は未視聴だったので興味があって購入を決めた。どんなソフトも本来そうして需要のある人間が買えばいいのであって、ファンだからといってすべてのソフトを押さえなければならないことはない。 ただ個人的にはもう少しボックスをスリムにしてもらいたかったので、ちょっとだけ引かせてもらって星4つ。
最後に、何をもって押井守らしさとするかは、観る人によって評価の分かれるところだと思う。個人的には「MAROKO 麿子」が入っていてくれたら嬉しかった(笑)。
かなり微妙な内容。銃器などがかなり詳しく載っているが、それ以外は少し中途半端。あくまでビジュアルな資料なので、攻殻の世界を詳しく知りたいと言う人はオフィシャルログを買ったほうがいい。
士郎正宗原作のコミックのアニメ化というより、すでに独自の世界を築き上げているTVアニメ「攻殻機動隊 S.A.C.」。この3月26日に劇場版、しかも3Dの「攻殻機動隊 S.A.C. SSS 3D」が公開されたが、それに合わせて出版された。
自分としては、攻殻機動隊は士郎正宗のコミックが一番好きだけれど、実はS.A.C.もかなり好き。ということで今回の劇場版の公開もかなり楽しみにしていて、このMOOKも期待して読んでみたんだけど、ちょっと物足りない。
「攻殻機動隊 S.A.C. SSS 3D」のストーリー紹介やスタッフによるTVシリーズ全52話の解説も、ボリュームが今ひとつ。
読みどころとしては、監督の神山健治氏のロングインタビュー「攻殻機動隊は自分の分身」と神山氏と羽海野チカ氏との対談。
監督のロングインタビューは、この「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズに込める監督の想いが伝わってくるし、羽海野チカ氏との対談では、羽海野チカ氏が攻殻機動隊好きなんていう意外な事実を知ることができて、面白かった。
羽海野チカ氏が書いた草薙素子の画なんていう貴重なものも掲載されている。 物足りないなんて書いたけど、ファンなら楽しめる一冊だと思う。
去年SACと2ndGIGのBOXを7万近く出して買ってしまったので少し考えてしまいます。
それに恐らくSACや2ndGIGでそれぞれ単独のブルーレイBOXも発売しそうですし。
攻殻は好きなんですけど、販売の仕方はファンに対して優しくないなぁと思います。
なので☆3つということで。
ブルーレイが本格的に社会に浸透してから購入を検討するのもいいかもしれません。
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